故郷に伝わる猫族の伝承を信じる女の話。
とにかく演出のひとつひとつがキマりすぎている。特に夫の同僚アリスを追う場面、脚元を捉えたカットバックで緊張感を高めた直後に突然バスが飛び出してくるジャンプスケ…
「見せない」演出の巧さと、ノワール顔負けの室内照明。地下プールに入ること、杖を取りに戻ること。鍵を開ける行為が、恐怖を形象化する契機となる。階段でのケント・スミスへの小さな手振り、倒れたシモーヌ・シ…
>>続きを読むこちらはシモーヌ・シモンが「好き大好きぶっ殺す」になってしまう方。地下プールのシークエンスがかなり良い。ヘイズコードで直接的な暴力やヌードがなくとも、その静寂と余白が深い不安と官能を植え付けてくれる…
>>続きを読む猫族として出てくる二人の女性が二人とも猫顔で可愛い!シンプルな脚本だけど演出が良いのか飽きずに完走しました。ホラー映画は見えない恐怖が肝と思っているのだけれど、今作はその通りのつくりで、本当に猫族な…
>>続きを読む猫族に生まれた女性の苦悩と恐怖を描くジャック・ターナー監督による初期ホラー映画の名作。
セントラルパーク動物園で、黒豹をスケッチしていたセルビア出身のファッションデザイナー、イレーナ・ドゥブルブナ…
大学生の頃に通った映画館で、「RKO映画の全貌」と題されたクラシックの特集上映が催された。「市民ケーン」「偉大なるアンバーソン家の人々」「キングコング」「緑色の髪の少年」などなどが上映される1ヶ月。…
>>続きを読む『キャット・ピープル』 (1942) プライムビデオで初鑑賞。ジャック・ターナーの端正な演出による怪奇もの。サイコホラーとメロドラマ両方のテイストが交互に楽しめる作り。因習、結婚、嫉妬などについての…
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