リオ40度の作品情報・感想・評価

『リオ40度』に投稿された感想・評価

ドス・サントスの長編一作目。既存の映画プロダクション方式に頼らない、59名の出資者から調達。ギャラは収益の応じて後払いという方法で完成。しかし、リオのネガティブな面ばかりを強調している。摂氏40度に…

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思ったよりドキュメンタリー調ではなく、むしろ結構劇映画的だった。イラセマのイメージが強いのもあるか。
丘に暮らす少年たちと貧困
格差社会でピーナツを売る
少年の瞳と檻の中の小動物
老大臣に娘を差し出す家族
コルコバードのキリスト像
サンバの歌姫と恋仇と夜景
3.6

リオのスラムのむせ返るような熱気と匂いが伝わってくる。空調がイマイチで大入りのアテネフランセの熱気もあったかもしれない。金のやり取りが全てを覆い尽くさざるを得ない貧困が生々しく描かれている。
市場で…

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pherim
3.2

ピーナッツ売りの黒人少年たちを軸として、灼熱のリオに渦巻く権勢と情欲の嵐を群像劇で映しだす。少年がトカゲを追い動物園に迷い込む場面と、サンバから鳥瞰視点へ移行するラストが神。1955年完成時“共産的…

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ブラジルのヌーヴェルヴァーグ、シネマ・ノーヴォの記念碑的作品ということで、長い間これをずっと見たかったのだが、その期待の分ハードルが上がってしまっていて、微妙だた

shibamike流二段マリ(勝手に昇段しました)休日の一句
「秋深し “シネマ・ノーヴォ” を初鑑賞」
(季語/ノーヴォ→ノブオ→ペンギンズ→冬)
(ペンギンズなんて知らない!って人用季語/シネマ…

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ネルソン・ペレイラ・ドス・サントス監督作品。
真夏のリオのスラムでピーナッツを売る少年達を中心に、貧富の差、ブラジル讃歌を歌う作品。

ネオレアリスモ的に貧困の中で生きる人々を描くが、明るい部分もそ…

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市井の人々の生活をドキュメンタルに点描することで、都市立体化の過程を垣間見る悦び。でもってサンバ愛の再確認。
サッカーのゴールラインと少年のデッドラインとの連接に思わず人生の意義を自問する。

ネル…

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2010年に講演でネルソン・ペレイラ・ドス・サントスの姿を見たときから、いつ亡くなってもおかしくないくらいの高齢だと思ってはいたけど、いざ亡くなると当然ながらもやはり哀しい気持ちになる。

そんなこ…

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