壁あつき部屋の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『壁あつき部屋』に投稿された感想・評価

安部公房がBC級戦犯の手記をもとに脚本を書いた痛烈な反戦作品。松竹がアメリカへの気兼ねから3年間公開をストップした(製作は1953年)。監督は「人間の条件」(1959~)の小林正樹。

1949年巣…

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「戦犯とは、死の証人がかけた平和の仮面である」

沁みるなぁ。

とってもハートウォーミングな着地に胸を撫で下ろす気持ちで、こういうバランス感覚の作品は大好物。
"人間"を取り戻してゆく物語。

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U-NEXTで、なんとなく見つけて見た。
この頃の映画って、勧善懲悪でもないし、なんかスッキリしない終わり方のもの多いなと思うのだが、それはあの戦争そのものもうやむやになったからなのかなあ、と思った…

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面白いかどうかは別として、巣鴨プリズンや戦犯について浅くしか知らなかったので見られて良かった。

2025-429
Aug-29

BC級戦犯の手記を安部公房が脚色し、木下恵介門下筆頭の新鋭小林正樹監督が、1953年制作も、米国🇺🇸からの検閲を拒否👎し三年間お蔵入りした社会派問題作。南方戦線で後退中の浜田中尉小沢栄太郎小隊の部下…

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3.1

戦後巣鴨プリズンに収容されていたBC級戦犯を描いた意欲作、脚本を担当した安部公房のシュールな語り口と真面目な小林正樹監督の演出はあまり噛み合っていないしスターと呼べる役者さんも岸惠子以外登場しないの…

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SNOW
3.0

実際に巣鴨プリズンに収容されていたBC級戦犯の手記を安部公房がシナリオ化した作品で、戦犯個人の「犠牲者」としての憤怒、「加害者」としての贖罪意識を描くと同時に、戦後日本社会の再軍備や戦犯釈放運動とい…

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YAZ
3.4

小林正樹監督作観る

巣鴨プリズンに収監されたB
C級戦犯の手記を原作に安部
公房が脚色した。壁あつき部
屋に閉じ込められた男達の話

克明に記録したプリズン内の様子を見る
こと出来る。米人がほぼ出…

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