見えてしまったヴォイツェクの受難。怯えていたはずの町から昇る煙や死の音という強迫観念に支配された兵士ヴォイツェクは守るべきはずの妻を殺した。尿意や怒りといった自然の摂理や感情は抑制され、豆だけの食事…
>>続きを読むヘルツォーク4本目。
82分と短いが本筋に関係無いというかヴォイツェクの人間性を描くためのシーンが多く、終盤はスローモーションも使われているのでとてもあっさり観終わった。4本の中では一番観やすかった…
冒頭やひげ剃りのシーンなどからヴォイツェックが不器用だがクソ真面目で常に全力なところが見て取れてそこに惹かれた。
辛いことがあっても彼を思い出して元気を出そうと思う。
妻の殺害シーンは、これでも…
アルバン・ベルクの無調オペラ「ヴォツェック」の鑑賞と共にこちらも観ました。
両作品とも原作は同じ、19世紀の劇作家ゲオルク・ビューヒナーの未完の戯曲とのこと。戯曲は、1821年に起きた実際の事件を…
【「完璧な殺し」とはなにか】
ヴェルナー・ヘルツォーク版軍事訓練モノの傑作で、ドイツに於ける『フルメタル・ジャケット』な一作と言える。主人公ヴォイツェック(キンスキー)のピュアな心が踏み躙られ、最…
嫉妬に狂って精神にも異常をきたした下級兵士ヴォイツェックが、愛する女性をメッタ刺しに殺してしまう戯曲ベースの物語。
クラウス・キンスキーってナスターシャ・キンスキーの(狂った)父親だったのか...…
神経症で統合失調症な
顔がうるさい主人公が
浮気した嫁を殺す話。
ナイフを買って店を出るところまでは
がんばって起きていたのだが、
気づいたら主人公が
嫁じゃない女と踊っていた。
よりによって殺害…
愚直な変人兵士ヴォイツェクが浮気した内縁の妻を刺し殺すお話。実際の事件を元にしているらしいですが、時代性が全く感じられないのが凄い。
強烈なオープニング。ヴォイツェクことクラウス・キンスキーの個性…
フランケンシユタインの怪物か?
其の顔つきの悍ましいこと。不自然なる挙動も相俟つて、もうはや怪物である。
たゞ其の境遇は余まりに哀れ。実験動物として豆しか食はされず(どういふ過程で然う成つたんだ…
物忘れ防止に、ガッツリネタバレ注意↓
実話を元にした戯曲を映画化。
お人好しの下級軍人。変態軍医に豆しか食わされず、精神的におかしくなりはじめる。
彼には、愛人と私生児が居たが、貧しい暮らしに不…