【第8回アカデミー賞 監督賞他全4部門受賞】
『怒りの葡萄』ジョン・フォード監督がリーアム・オフラハティの小説「The Informer」を映画化した作品。ヴェネツィア映画祭コンペに出品され脚本賞を…
無知なのは貧しさからだから仕方ない。でも、無知だったからといって他の多くの人間に害が及ぶ危険がある男は死んでも仕方がない。
マークフィリップが殺される原因を作ったのはジポなのに自分は死ぬのが嫌だ。…
恐らくジョン・フォード作品の中で一番ダメな人間であろう本作の主人公、そんな怪力しか能のない男が一時の幸福を掴むために仲間を裏切ったことで組織に追い詰められてみっともなく酔っぱらったり泣いたり怒ったり…
>>続きを読む初見2024/3/12
10ヶ月ぶり2回目。前は普通に面白いと思ったのだが今回は意外と複雑な映画だということに気づく。主人公のジポは明言されないがおそらく知的障がいを持っていて、その彼が犯した過ち…
赦しとは?
キリスト教の者でない私にとって、赦しを得る事が如何に重要なのか。理解できないからこそ、ラストのシーンがピンと来なかった。
お金の為に、身内を売ってしまってからの動揺。
腕っぷしは強いけど…
アイルランド独立運動の組織を、嘘とでたらめな密告者でっち上げで振り回す男が主人公。密告者は誰か、ではなく密告者の側から話を進める。ダドリー・ニコルズの脚本は、ホークスの『赤ちゃん教育』のようなコメデ…
>>続きを読むお尋ね者となっていた同志をお金欲しさに密告してしまったジポー。当然彼は自身が密告者だということは隠そうとするも…って話
仲間の命を奪うことになってまでして得た金の使い道も雑。 思慮浅い主人公…
ジポのキャラクターがなんとも言えず良い。最初は、腕っぷしの強い大酒飲みの愚か者として登場するが、いつしか社会から見捨てられ、このようにしか生きられない男としても見えてくる。その哀しく愚かな生き様…。…
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