網走番外地 北海篇の作品情報・感想・評価・動画配信

網走番外地 北海篇1965年製作の映画)

製作国:

上映時間:90分

ジャンル:

3.4

「網走番外地 北海篇」に投稿された感想・評価

mitakosama

mitakosamaの感想・評価

3.4
スカパーにて。シリーズ4作目。2.3は見てないけど。
今作もとても楽しめた。健さんはこれくらい砕けてフランクな方が良いよね。

仮出所を控えた橘(健さん)、トラブルもあったが無事出所。
ムショ内の生活がまた面白い。
由利徹と砂塚秀夫がオカマカップルを演じるだけでも面白いが、更に吉野寿夫が入り三角関係になる。この濃ゆいくだりが本編に何にも関係ないというね(笑)

出所の際に同室の男から、妻を寝とった親分に話をつける様にお願いされ、案内されたトラックに乗り込む。

健さんも軽口を叩きながら北海道の雪山を体当たりで演技してる。雪に埋もれて、更に上着まで脱いでハッタリかます。
大変そうだけど、演じてるのが楽しそうでイキイキしてる。やっぱり健さんの魅力が一番活きる役なんじゃないかな。

このトラックでの移動が波瀾万丈なロードムービーとなり展開される。トラックの持ち主であるギャングに加え、勝手に乗り込んだ女(大原麗子・可愛い)や途中乗車してしてきた脱獄囚、自殺未遂の女など、多種多様。
基本的に行き当たりばったりなストーリーが、先行き不透明な旅路となり展開が読めず面白い。

麻薬精製の設備を持ったトラックで移動しながらクスリを作ってる。匂いがキツいなんて描写もあり興味深い。

例によってアラカンが格好良い役を演じる。
つよ

つよの感想・評価

3.0
オネエが何人もいる雪の刑務所。
出所しトラックの運転手をやって色んな人を乗せる。
アクションあったり寡黙じゃないキャラの高倉健が見れる。
【鑑賞記録】CATV/日本映画専門chHD録画視聴
高倉健と大原麗子共演の寒風雪山突破ロードムービー。
大原麗子は当時19歳でショートカットが初々しく可愛い。
ギャングが乗っ取りしたトラックに乗り合わせた男女の人間ドラマ中心に、若い健さんが活躍するアクション映画。本物の雪の撮影が凄い。
シナリオはエピソード詰め込み過ぎで、泣き笑い調が懐かしい。
串団子式に展開するスリリングな展開、ストレートに明快なドラマが娯楽の王道をいっていて、とてもよかった。
oVERSON

oVERSONの感想・評価

4.7
トラックに乗り合わせた人々、乗り物群像劇として素晴らしい完成度。
やっぱでかいおにぎりうまそう。
2020-589
網走刑務所を仮出所した橘真一(高倉健)は金目的で北海道の雪深い雪原の悪路をトラックである荷物を運ぶ仕事を引き受ける。
荷台の怪しい荷物といかにもワルい風体の二人の男を乗せ、また助手席に依頼主の娘(大原麗子)が乗り込んで釧路を出発した。
道中これまた謎の男、訳あり女、怪我をした子供とその母親などを載せてトラックは行く。なんだか雪原を走る『駅馬車』(1939)風の物語で結末はどうなるのかと非常にワクワクする前半。幌に"王子運輸"とあるトラックが渋い。
嗚呼だがしかし折角魅力的な人物を集めたのにクライマックスの高度が中途半端だったのがくやまれます。
もっと色々絡めた、詰め込めた、高みに行けたのではないかと思います。

喧嘩が強く義理人情に厚い健さんは相変わらずの格好良さだし、鬼寅親分(嵐寛寿郎)の神出鬼没で何処となくコミカルな味も冴えています。
なんであなたはソコに居るの?突然何処から来たの?あなたはもしやオニトラオヤブンでは無くてウルトラセブン?

悪そうで魅力的な出演者多数の本作にあってなんといっても本作出演時に19才だったヒロイン大原麗子の存在が際立っています。
ベリーショートで、キラキラした目とプリンプリンの唇。こんな娘をワルだらけの暗く寒い雪原の活劇にポンと放り込んで来て、その場だけ冷たい雪を溶かします。
高倉健さんが一本筋が通ったカッコいい男でした!ヒロイン役が大原麗子さんで、可愛らしかったです。鬼寅さんはいつもピンチのとき助けてくれます。
網走番外地をシリーズ順に見てここまで4作品。毎回スタイルが違ってそれぞれ本当に素晴らしい。次から次と作っているのに単純な続編にせず、顔ぶれや設定を微妙に変えながら、どれから見ても楽しめるように作っている。おそらく石井輝男監督はなんでもやりたがりの多才な人でかつ、同じことはやりたくない、映画を面白くすることにかけてはとんでもなく貪欲な人なんだろう。

今回は真冬の北海道で健さんがオンボロトラックを運転しながら、ヤバい仕事に巻き込まれたり、感動ドラマがあったりする。『恐怖の報酬』と『駅馬車』をミックスしたようなお話…と説明をすると、映画ファンなら思わず手を出したくなるニクい発想だ。

序盤は網走刑務所の中で、狭い雑居房の中に千葉真一と由利徹と田中邦衛と高倉健がいる濃厚メンツ。おまけにこの狭い場所にゲイが2人もおり、男だけの空間で発生する痴話喧嘩に健さんが悩まされる(いったい網走番外地でなにを見せられているんだろうと困惑するが、面白いので見てしまう)。1人は砂塚秀夫でもちろん最高。調べてみたらもう1人はまさかのガチだったので驚いた。しかも六本木のゲイバー「吉野」を経営していた伝説のゲイボーイ・吉野寿雄である。

ベリーショートの大原麗子がとてもかわいい。八木正生の007みたいな音楽も死ぬほどかっこいい。千葉ちゃんはまさかの病弱役で全然戦わないのでそこは期待すると損をする。ベリーショートの大原麗子がとてもかわいい(2回目)。こんなゴツくて野蛮な男どもに囲まれてもなお自己を貫くその強さに涙した。
ビーバップとか、ポリアカとか、シリーズのどれを見て、どれを見てないのか分かんないシリーズの最たる物がこの「網走番外地」。今回は大きなおむすびを頬張る、健さんと大原麗子が萌えポイント。次々に生野菜を頬張る山麟も笑える。(長ネギは辛いだろ!)ショートカットの大原麗子は珍しいのでは?
なんで田中邦衛が生き返ってるんだよ。このシリーズは時系列と役がめちゃくちゃだから一個の単体として見るべきですね。今回は一作以来の網走が舞台でこのシリーズらしくて良かった。寡黙なヤクザな健さんもいいが、今作のようにわんぱく坊主な健さんも新鮮でいい。それにしてもアラカンは毎回おいしくてかっこいい役だなぁ。