少女連続殺人の犯人のシルエット。
盲目の風船売り。
帰ってこない娘を待つ母親。
ショーウィンドウの鏡に写る少女。
警察に群がり、無実の人を犯人だと騒ぎ立て取り囲む市民。
コートの『 M 』
警察を…
フリッツ・ラング監督初のトーキー映画。
約100年前の映画とは思えない程、ショットの構図や照明など、綿密な画造りに驚かされる。
街頭の連続誘拐犯の懸賞金の看板に少女がボールを当てているところにカ…
前半は冷徹で痺れるミステリー/サスペンスなのに後半韓国ノワール並のハードコア展開になってくのめちゃくちゃ面白い。淡々とした編集使って情報を整理してく捜査シークエンスの感じとか上手すぎる。ストーリーだ…
>>続きを読む・映画と関係ないけど、この映画がリリースした2年後に、ヒトラーが、権力の座についてホロコーストが始まったんだなぁ。新子?の俳優さんは、ユダヤ人だったから、活動の場を点々とされていたそうで。
・面白さ…
面白さより凄さというべきか。人の限界、法の限界それぞれが気持ち悪いくらい描かれていた本作。心理的にはそうなのだけれど法的に正しくない。大衆の正義が悪に対して振るう暴力的な大義。
終わり方が痛烈で…
ベルリンを舞台に、幼い少女ばかりを狙う連続殺人事件の捜査が遅々として進まない中、街の犯罪者、売春婦や浮浪者たちが手を組み、連続殺人犯を追う姿を描く。
犯罪者たちが犯罪者を追うという構造が秀逸であり…