女とサーカスとキリスト教大好きフェリーニの真骨頂。
四面楚歌な主人公の妄想と現実が混濁した先にあるのは壮大な現実逃避と身勝手すぎる自己完結やん
デビッドリンチがフェイバリットにあげるのも納得だし…
このレビューはネタバレを含みます
・夢と現実と回想がごっちゃごちゃで自分がどこにいるのか現在位置がわからなくなる感覚、そしてラストのサーカスではかっこ悪くて情けない自分を楽しく受け入れるという感覚(果たしてこれがあっている解釈なのか…
>>続きを読む本人にとっては、とてつもなく切実なことが具体的になればなるほどに、他人にとっては関心の対象外になっていく原理は、うなされて目覚めたばかりの悪夢を誰かに話す体験からもよく分かる。
そのことを少し寂し…
今までに観たフェリーニ監督作品の中ではアマルコルドと同じくらい好きです
飄々とした態度の内側に虚しさを抱えた主人公の姿は「甘い生活」に通ずるものがありますね
元々は違うラストシーンの予定だったら…
理解するな感じろ!!!
好きな理由は正直パッと思いつかないけど、直感でなんか好きかもて思えた作品
『甘い生活』があんまハマらなかっただけに、主人公マストロヤンニ、監督フェリーニの組み合わせ同じだし…
監督作中、いちばん好き。
ケバい化粧の巨乳女性、タランティーノもオマージュを捧げた怪しげなダンス、そして唐突に出逢う何故か本人が演じるアヌークエーメ。
フェリーニの妄想の中を僕たちは戸惑いながら旅す…
このレビューはネタバレを含みます