1949年製作の映画。小津安二郎監督作品。『紀子三部作』と呼ばれる作品の一つ。
周吉は妻に先立たれ、娘紀子と二人暮らしの大学教授。紀子が嫁に行かないことは、周吉や叔母のまさは気にしているが、紀子は…
『持つんならやっぱり男の子だね。女の子はつまらんよ。せっかく育てると嫁にやるんだから』
ってセリフが好き。
私は女でまだ独身だし娘もいないけれど、娘を手放す親の切なさも、父を離れる娘の切なさも分か…
あたたかい春の昼下がりに、部屋の窓を全開にして観た。柔らかな風が吹き込んできて、映画の中と同じ空気にいるような気持ちになった。
父の愛…素敵すぎてこの時期に観れてよかったと思った。
女性たちの、なぜ…
父・笠智衆と、娘・原節子の気持ちのやりとりが思いのほか激しく、晩年の小津安二郎作品の出発点にふさわしい色合いを手に入れていると思う。なんとなくだけれど、この作品に手応えを感じて、ここから小津は自分自…
>>続きを読む父娘の関係を超えた紀子の愛情にある種の怖さを感じるし、現代人の目で見ると結婚観にズレがあるし、とにかく観ていてずっとモヤーっとした感覚があった。しかし、二人の気持ちには強く共感するし、最後あんな表情…
>>続きを読む約4年ぶり2or3度目の鑑賞
再鑑賞で更に良くなった。
年のせいもあるかもしれないが、ラストの笠さんのりんご皮剥きシーンはたまらん。
良すぎました‼️
2020.6.30記 4.4
これぞ小津作品…