モノクロなのに着物の柄の配色が視えてくるような鮮やかさ。
もう既に笠智衆に懐いていたが、
笠智衆が出ているならば全部観ようと思わせてくれるくらいの笠智衆。
血沈(キッチン)は驚いた。
2018.0…
思っていた以上に官能的なんだな。周吉に対する紀子の執着が常軌を逸している、ファザコン以上に何かがある。それと同時に都会的な価値観と旧来の価値観の対立も所々に見られる。服装や髪型。そうすると、あの壺は…
>>続きを読む先に東京物語を観たが出演者がほとんど同じであり小津映画はスターシステムであることがわかった。
妻に先立たれた父を心配する娘。
嫁がない娘を心配する父。
お互いがお互いを想っている。
京都旅行で龍安寺…
父親はいつもケロッとしてて言葉短く、余裕のある素振りというか、あまり深刻に考えていないようで、娘の視界に入っていないときは父親なりに苦悩してる様子が控えめに描かれているのが良かった。
特に、服部なん…
鎌倉に住む大学教授の父と、婚期を逃しかけている娘の親子愛を描く。「紀子三部作」の第一作。
原節子演じる紀子の父に対する愛情が狂気的。紀子の縁談と併せて父の再婚の話が持ち上がったときの狼狽、能の席で…