先ずはやはり何はなくとも原節子、1949年という古いフィルムの中、彼女の周りだけ別物のように明るく輝いてさえ見える。なんという華、ひとり4K。そして花だけでなく、時に斜めに伏せた顔に棘を覗かせもする…
>>続きを読む能を観ているときの原節子の表情に慄き、旅先で笠智衆が幸せについて語るシーンにジーンとし、リンゴの皮を剥くラストシーンに哀愁を感じる、十二分にお釣りが来る名シーンの連続。
熊太郎の呼び方、拾ったがま…
みたよ。結婚の話。
終戦直後で、母親も亡くなり、父親に軽く依存してしまうのは仕方ないんだろうな、と思いながら見てた。
そこ以外は極めてシンプルなプロットだよね。
もう少し相手方とか、後妻候補とかの描…
夢を創る。
妻を亡くした周吉は娘の紀子の二人暮し。周吉は娘をお嫁に行かせようとするのだが…
『秋刀魚の味』とほぼ同じストーリーの本作。
周吉とずっといたい紀子の葛藤と暖かく紀子を見守る秀吉の親…
お嫁に行くことを望まない娘にお見合いを勧める父に不快感を示す原節子が、どうかしたのか?と問われるが「別に」と一言つぶやいて2階に上がるシーンが印象的。
某女優さんと同じ台詞がまるで違う言葉に感じられ…
【幸せになってくれよ】
僕はフィルマークスを初めから1年記念に『東京物語』を選んだ程に思い出も強い小津安二郎監督の作品を、あれから2年も経ち色んな映画も見て来て僕も凄く成長した状況でやっと本作に挑…