1年前から観たかったのですが、なかなかお目にかかれなかった今作。
先日、文学部の図書室にお邪魔したところ、ヴィスコンティの作品がズラリ。「熊座の淡き星影」「夏の嵐」「ベリッシマ」…もう大興奮でした…
映し出されるベネツィアの風景、建物の様式、人々のファッションなどなどすべてが美しすぎるフィルム。人の創り出した文化の精髄が映し出され、さらにそれらが纏う香水のような存在つまりエッセンスのさらにエッセ…
>>続きを読む美は、人によって見出されながらも、決して人には奉仕しないことが象徴的に描かれていたように思う。
また、19世紀から20世紀にかけてヨーロッパ文明が没落へと向かう軌跡を、作家として引き受けたトーマス…
海の向こうから船でやってきてボートで移動してホテルみたいなところに入ってエレーベーターのドア、ドア、廊下、部屋の扉、部屋の窓から海が見えるという感じでぐるっと空間が美しく繋がる
人物が建築や乗り物…
ビッグラブな大学の教授がアシェンバハはねぇ、あーしなんです😾と言っていたのでセンセーをもっと理解するために鑑賞。
最終的に、アシェンバハが序盤にキモがってた人間と瓜二つなすがたになっていて、見てい…
異性であれ同性であれ美しいを超越したものの前ではその本心に抗うことができなくなってしまうのだろうか。まるで彫刻のような美しさの青年を前に、作曲家の男の欲望を隠しきれなくなっていく様は気持ち悪いおぢ、…
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