特殊メイクもジャンプスケアも一切なく、人間そのもので恐怖を演出している。極限状態に置かれた人間の感情を初めて見た気がして鳥肌がたった。
人間の身体と動きで恐怖・不安・忌避感をここまで駆り立てることが…
映画とは思えないほどリアル。こんなに戦争を肌で感じる映画は初めてでずっと口が開いてた。狂気めいてる。いやこれはもう、ドキュメンタリーだ。ナチスへの、戦争への怨念がフィルムに焼き付いてる。虚しさが蔓延…
>>続きを読むもうだいぶ前のことだが、東京の爆音映画祭で話題になった時からずっと頭に引っ掛かっていて、このFilmarksにもマークしてた作品。WOWOWに上がって来たのでやっと観ることが出来た。
噂に違わぬ大力…
フィルムの質感でこんなに風土を表現できるのか。最後は『イングロリアス・バスターズ』を彷彿とさせるような、でもエンタメに昇華出来るわけない一人の小さな人間が映っていた。逃れがたくこちら側に向けられる顔…
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悪夢のような地獄絵図はもちろん、
虐殺が進むにつれて徐々に強張っていく主人公の表情と、撃たれて目を回す牛、殺戮を楽しむかのようなナチス兵たち、そしてその惨状を横目にエビを食べてる女将校の存在が、強烈…
戦争加害者でもあり被害者でもあった自分たちの先祖たちに思いを馳せて、平和ボケの今の日本人が他人事としてではなく見るべき映画。
自分たちの村が戦場になったからこそ描けるリアリティで貫かれている。
ここ…
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主人公の表情がどんどん消えていって。
戦争って人の顔しなくなるもんだ。
ジェノサイドに参加した兵隊も
ホロドモールで赤軍に恨み持った人々が参加していた思うと憎悪の連鎖はそのまま続いて
今も続いてし…
地獄絵図耐久戦
観たくないもの全部観せられる、二度と戻りたくない140分。
「狂気」が全面に出がちなアメリカ産の戦争映画と違い、「冷徹さ」と「残忍さ」が重くのしかかる。兎に角苦しくてしんどい映画。…
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おおよそ30年ぶりに鑑賞。多分単館公開だったから、フジテレビのミッドナイトアートシアターで観たと思う。
主人公のフリョーラを演じた俳優さんは、2、3年前に『異端の鳥』でソ連兵役で出演されていたことを…
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@ Prince Charles Cinema
ただただ感想をそのままに書いてみる...
戦争は、人間が大きな大きな渦に巻き込まれてしまうということだと思っている。
国と国の名誉、栄光をかけた闘い…