厳重に監視された列車に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『厳重に監視された列車』に投稿された感想・評価

TO
4.5

他人があくせく働いているそばで父のように楽に暮らしたいからだ 美しい音色だね 女はみな優しいもんさ いい夢だった 女は自然が生んだ最高の宝石だ これじゃソドムとゴモラの町だ ソファが破れとる 優しい…

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国家は個人からなり、国家の運命を左右することをサラッとロボットアニメのように描く怪作でした。
これをプラハの春以前に制作するとは恐れ入りました。
ミ
4.6

戦時下の無力な個人と国家の壮大な歴史の交差点

戦争や国家権力の抑圧的な状況における個人の無力さと、それでもなお残る抵抗の希望や可能性。個人と国家、自由と抑圧というテーマを対比的に描き出し、その中で…

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このレビューはネタバレを含みます

駅を横切っていく列車
傍観する駅員
国家の中において極個人的な悩みに頭を抱え、手首を切る
其の悩みの解消される最中に国家的な抵抗運動に死を迎える
落とされる爆弾、死体
殺された肉体は列車とともに移動…

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リストカッターミロシュ

「伊集院光 深夜の馬鹿力」のネタコーナー、「リストカッターケンイチ」みたいな豆腐メンタル少年が主人公。初体験で早漏が露呈したことで一本逝ってしまう。そんな彼が「男」を取り戻…

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4.2
2024-92

これこそが"ファム・ファタール"な映画
もう一回腰を据えて観たい

ユーモア、ヒューマニズム、反抗精神が感じられる映画です。

光と影を上手に使っており、モノクロの映像と相まって、1つ1つのショットも美しいです。

早漏に悩む主人公のフルマ、女性好きの先輩フビチカ、…

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4.2

愛しの童貞映画。冴えない主人公の置かれた深刻な社会的立場に対して、映画は彼が個として抱える小さな問題をフォーカスするため世界がちょっと滑稽に映る構造なので脱臼したコメディ風。

本作は戦争という大き…

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 メンツェルのユーモア、ペーソス、シニシズム、そして、反骨精神(全く堅苦しくない)、すべてが詰まった素晴らしい作品。ナチス占領下のなかの抵抗運動を決して神話化しようとはしない。等身大の生活と、そのな…

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324
4.4

パーソナルな通過儀礼とソーシャルな闘争、同時に訪れる春。制服纏い大人になり、勝利と自由を手に男になり、制帽は風に飛ばされ次の自己実現へ。未来は僕らの手の中です。固い横位置・正面の構図。全ショット素敵…

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