どんどんと引き込まれる描写、スリリングでハードボイルドな展開。
ブラウン氏の周到で嗜虐的な殺人の数々。しかし、彼は自ら手を下さない。そして、そのことが皮肉にも彼が捕らえられる要因になる。彼はその右…
もはや心霊的と言ってもいい人が消える描写。マシンガン、無音、霧。補聴器を利用した拷問、時限爆弾と簡潔に暴力を映し出す。リチャード•コンテの常軌を逸したサディスト演技も素晴らしい、あのパッと現れる不気…
>>続きを読む映画とはつまるところ、(少なくともトーキー以後は)「光と音」の芸術なのだから、見事な照明と音響演出が際立つ本作は極めて映画的と言える。
観客を退屈させない工夫が画面や音から伝わってくる、フィルムノワ…
全カット完璧。これ一本でノワールが間に合ってしまうレベルの激烈傑作。暴力が徹底してフレーム外で処理されるプレコード的な演出、その延長で行われる音の切断。処刑シーンはニューシネマというか北野映画味を感…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
ピアノ・ジャズで始まるシャレオツなフィルム・ノワール。
数多あるフィルム・ノワールの中でもトップクラスの粋さ。
こんな華のないキャストで、
よくここまで粋な感じ出したな。
主演のレナード・ダ…
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-527 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※
🖋犯罪組織のボス、ブラウンを執念の捜査で追い詰めていく刑事レナードの姿を描いた…
ジョセフ・H・ルイス監督作。
犯罪組織のボス、ブラウンを執念の捜査で追い詰めていく刑事レナードの姿を描いたサスペンス。
フィルム・ノワールの傑作。
映像のかっこよさで言えば、今まで観てきたフィルム…
ルイスの最後のフィルム・ノワールである。スタイリッシュに全てが決まる美しいフィルムだ。夜、光と影、スモーク、ネオンサイン、ジャズ、拳銃、大胆な構図やアングルショット。撮影はジョン・アルトン。ワンシー…
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