明暗のはっきりしたショットや殺人シーンの音が消える演出、影の使い方はかっこよかった
ストーリーはかなりシンプルかつ王道で敵の小物感も少し気になるので90分の割に長く感じる
ファムファタールとの絡みも…
面白かった
ほとんど返さず、長い時間一方向で押すんだけど、それは会話する2人の人物が縦に(奥行き)に並んで、両者の顔を見せることとセットになってる。
だから、刑事と容疑者、刑事と参考人、男と女、…
どんどんと引き込まれる描写、スリリングでハードボイルドな展開。
ブラウン氏の周到で嗜虐的な殺人の数々。しかし、彼は自ら手を下さない。そして、そのことが皮肉にも彼が捕らえられる要因になる。彼はその右…
もはや心霊的と言ってもいい人が消える描写。マシンガン、無音、霧。補聴器を利用した拷問、時限爆弾と簡潔に暴力を映し出す。リチャード•コンテの常軌を逸したサディスト演技も素晴らしい、あのパッと現れる不気…
>>続きを読む映画とはつまるところ、(少なくともトーキー以後は)「光と音」の芸術なのだから、見事な照明と音響演出が際立つ本作は極めて映画的と言える。
観客を退屈させない工夫が画面や音から伝わってくる、フィルムノワ…
全カット完璧。これ一本でノワールが間に合ってしまうレベルの激烈傑作。暴力が徹底してフレーム外で処理されるプレコード的な演出、その延長で行われる音の切断。処刑シーンはニューシネマというか北野映画味を感…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
ピアノ・ジャズで始まるシャレオツなフィルム・ノワール。
数多あるフィルム・ノワールの中でもトップクラスの粋さ。
こんな華のないキャストで、
よくここまで粋な感じ出したな。
主演のレナード・ダ…