ポール・シュレイダーが撮りそうな、難解な作品って感じ。
「魂のゆくえ」とかもこんな感じやったような。
正直、何が言いたのか全然わからんかったし、話も結局どういうこと?って感じやし。説明台詞が多くて…
田舎町の警察官として働く男が事故死として処理された組合幹部の男の狩猟中の死を殺人と疑い、独自に捜査していくが・・・
うーん...つまらなくないけどウェイドの父親との確執と暴走捜査が関係あるように…
まあまあ面白かったし、この胸糞悪さ嫌いじゃないけど、オスカーに輝いたコバーンが思ったほど出てこなかったなあ。ニック・ノルティの演技は良かった
あと気になったのは俳優たちの年齢
ニック・ノルティ 5…
最高。妻すら見殺しにしたDVクソ親父の荒過ぎる気性を知らず知らずのうちに継承してしまった発狂中年おじさんがとある事故をきっかけに陰謀論に傾倒し自らの正義を追求していく過程で発狂度を深めていき最後には…
>>続きを読む【第71回アカデミー賞 助演男優賞受賞】
『魂のゆくえ』ポール・シュレイダー監督がラッセル・バンクスの小説『狩猟期』を映画化した作品。アカデミー賞では主演男優賞(ニック・ノルティ)と助演男優賞(ジェ…
正義を求め、良き人間でありたい。
その一心で動く主人公が全てを間違い、最も憎む存在と同化していく結末が恐ろしいことこの上ない。
本作は原作があるはずなのに、傑作『ハードコアの夜』と並んで監督の人生…
雪田舎の中年警察官ニック・ノルティ。
地域や男社会の上位にいるようでも、暴力的な父親の影響から抜けられずに鬱々としている。
殺人事件の顛末はお粗末というかマクガフィンなのでどうでもよくて、本質はニッ…
父親がジェームズ・コバーンで息子がニック・ノルティとウィレム・デフォーってどんだけ濃い家族だよ!
ポール・シュレイダー作品の例に漏れずノルティ演じる主人公は、妻に暴力を振るって離婚され、娘の親権に…
このレビューはネタバレを含みます
幼少期のトラウマが及ぼす刻印は、強烈に纏わりついて離れない。
父の暴力から孤独に耐えて来た、助けの求め方を知らなかった兄が、誰かを信じようともがいて、足掻いて。けれども、辿る末路はそんな父と同じで…
どんなに「こうなっていこう」と思っていても、ほんの少しの何かで変わっていってしまう。
人生の全てが育ちに由来するとは思わないが、修正の方法に影響することはあると思う。
ザラザラとした"読後感"が案外…