エレニの旅のネタバレレビュー・内容・結末

『エレニの旅』に投稿されたネタバレ・内容・結末

 テオ・アンゲロプロス『エレニの旅』を観ていて印象的だったのは、象徴的なモチーフを多用した心象風景と、長回しによる時間の表現である。

 印象的なモチーフとして繰り返し用いられていたのは水、布、ウエ…

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今も悲嘆の声が、絶望の叫びと銃声が聞こえる。
少年の手を求め、すがる。
傷の癒えない街。音楽の溜まり場。
孤独に苦しんで、恋に狂った。笑って泣いた。
夜も昼も1人。
憶えてる?いつか2人で河の始まり…

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テオ・アンゲロプロス監督作。

ロシア革命によって難民となったギリシャ人エレニの波乱の半生を描いたドラマ。
本作は「20世紀三部作」の一作目として製作されているが、アンゲロプロス監督の急逝により二部…

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神話と生活の境目が分からなくなるが、思えば両者を分かつことなど出来るはずがなかった。

流浪の旅
「私は難民です いつどこへいっても難民です」 夜も一人、昼も一人

スピロスの死、ニコスの死、ヤニスの死、ヨルゴスの死。アレクシスは慶良間島で死んだのか。

ゆっくりゆっくりひいていく印象…

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ギリシャ近代史に翻弄された女性たちの群像を、エレニ=ギリシャの擬人化に託して描いた叙事詩的な傑作長編。悲しげな調べに乗って現れる様々なイメージはどれも美しくも寂しげである。最後のエレニの叫び声こそ、…

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長回し、長尺ズームインアウト、フレームの外の使い方が素晴らしい〜
そしてずっと使わないクロースアップを最後に決める、すごく効果的だなあ〜
Eleni Karaindrou の音楽も素晴らしい
最後のドアだけシーンで人生の虚しさが表現されきってる。

また観たいけど、もう観たくない。

初のアンゲロプロス、、
河の村、テッサロキニの市街、音楽家達の集落、白いシーツの空間を音楽家の演奏と共に巡るシーン、まさに空間の詩学、、
廃劇場のボックス席が難民たちの部屋になるという大反転には驚き…

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1919年から約30年に亘るギリシャの歴史とエレニの半生を描く。
アンゲロプロス作品を初めて観、圧倒的な映像美に戦慄すら覚えた。スピロス率いる移民が湿地を歩むシーンに始まり、冷たい雨と泥濘、水没した…

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