大鹿村騒動記の作品情報・感想・評価

「大鹿村騒動記」に投稿された感想・評価

みっほ

みっほの感想・評価

3.0
これはいい。さほど大きな展開がないのも狙いなんかな、当たり。
2011年6月15日、文京シビックホールでの試写会で鑑賞。

坂本順治監督、荒井晴彦共同脚本、そして出演者は原田芳雄・松たか子・三國連太郎・大楠道代・岸部一徳・佐藤浩一・石橋蓮司・・・とあれば、期待するのが普通。

ただ逆に、主演を張れる出演者が多数いるので「みんなが少しずつ出演するのかも?」などと思いながら観ました。

主演はやはり原田芳雄でしたが、「大鹿村という実在の村で300年続く歌舞伎の場面は『ほぼ大真面目』」であり、「登場人物の人間関係については『コメディっぽい』」あたりの差がありすぎて、ところどころ笑える程度の『中途半端な喜劇』となってしまった気がします。 

時間が1時間半程度だったのが救いと思える作品。

【追記】
この映画観たあと、原田芳雄さんご逝去され、遺作となりました。
ご冥福をお祈りします。
えりみ

えりみの感想・評価

3.7
WOWOWで原田芳雄特集。これがラスト。
公開直後に原田芳雄が亡くなったことで映画の知名度が上がったイメージ。そして翌年の日本アカデミー主演男優賞が贈られる。
またしても微妙な阪本順治作品、悪いわけでもないけどめっちゃええわけでもなく。監督は好きなのにハマれないことが多くてもどかしい。
原田芳雄がTVドラマで出会った大鹿歌舞伎に感銘を受けて映画化に動いた、という感じが良く伝わってくる。
豪華キャストでお送りする村おこしPRムービー。300年続く歌舞伎の事を知るきっかけになった。
ただのPR映画ではなく原案小説があるらしい『いつか晴れるかな』。未読。女子っぽい男の子が出てくるのはこちらの影響か。
物語は終始軽妙。
親子役ではないが三國連太郎と佐藤浩市が出てたり、とぼけた脇役で瑛太が顔出したりしてる。
石橋蓮司も出てきたが、今作では岸部一徳が原田芳雄の相棒。
エエコンビですなぁ。
ヒロインは大楠道代さん、好きです♪チャーミング。
忌野清志郎のエンディングテーマ「太陽の当たる場所」もイイ♪

リニアモーターカーの工事は実際に始まったらしいし、
主人公が営む食堂「ディア・イーター」は映画用に作られた店だったが、映画公開後にほんまに食堂として営業始めたらしい(2016年までの情報しか出てこないため、今現在やっているか不明)。
大鹿歌舞伎は1年に2回の公演(5月、10月)とのこと。
ERI

ERIの感想・評価

3.5
邦画のタスキみたいな作品だと勝手に思っていたので、絶対観たくてようやくタイミングが来ました。71歳で亡くなられた原田芳雄さんの遺作となってしまった阪本順治監督の人情喜劇。

大楠道代さんや岸部一徳さんの安定のお芝居。そこに瑛太さんや松たか子さん、でんでんさんの実力派がいて、三國蓮太郎さんが佐藤浩市さんと共演していたりキャストにまず胸踊ります。この時の佐藤浩市さん、かっこいい。いつもかっこいいけど、ビジュアルがめちゃいい。

この魅力的な役者さんを観ているだけでうっとりした気分。

長野県大鹿村では300年続いた大鹿歌舞伎があった。原田芳雄さん扮する善さんが歌舞伎の練習をしてる時、駆け落ちした元嫁タカコと幼なじみで親友オサムが戻って来た。どうやらタカコが記憶障害になら、どうしようもなくなってしまったらしい。この年齢の三角関係が生っぽくて新しくてくすぐったい。

大鹿歌舞伎もいいな。お客さんとの距離が近くてそこに暮らす人々を喜ばせるためにあるもの。

エンディングは、清志郎。
jaja

jajaの感想・評価

-
20年前に親友と駆け落ちした女房が戻ってくる。認知症を抱えて。▼堪らんなぁ。健常な状態ならば、かつての不貞を責めることもできるし、追い返すことだって可能だ。▼しかし、病気を抱えて、今や自分と他人の見分けすらつかない状態だ。▼彼女は、かつて自分が犯してしまった過ちを忘れたいという思いが強過ぎて、すべてを忘れてしまったのだろう。▼そこまで分かっても、許すことができるだろうか。私なら、きっとできない。そうかといって、追い出すこともできない。そう葛藤しながら、毎日を生きていくのだろう。この主人公のように。合掌。
名優達の自然な演技が素晴らしく、もっと村の出来事を見ていたくなる。
大鹿村の素朴で美しい風景にも癒されます。
shoken

shokenの感想・評価

3.7
平均年齢が高い感じと、おじさんおばさんたちみんなで繰り広げる喜劇ってところが落ち着く。喜劇でも石橋蓮司は怒るとやっぱり怖かった。
「2045年だろ?生きてねぇよ!」には笑ってしまった。失礼だけど、出演者がみんなかわいい。その中でも一番は原田芳雄です。
おじさん達豪華俳優陣がたまらなく温かい。
安心して見ていられる映画。
こんなのたまに見たいよね!
もう無理かな・・・
756bee

756beeの感想・評価

3.3
メチャ良かった。と同時に、
原田芳雄さんという大切な俳優を
失ってしまったことの無念さも
こみ上げてくる。
あと、三国連太郎さんも
そろそろあぶないなぁ。。
大好物の岸部一徳さんも大活躍してたし
ほかの役者もみんなエエ仕事してはります。
小倉一郎さんは、得意の小心者ぶりを
あまり発揮できなかったけど、
それを望むのは贅沢というものですね。
日本映画はもっとこういうのを作って欲しい。
客が入るかどうかは知らんけど、
ボクは観に行きます。
くぅー

くぅーの感想・評価

3.7
my映画館2011#60> 本作を劇場鑑賞した日にまさかの原田芳雄の訃報…かなりショックの帰路だった。合掌。
酸いも甘いも知り尽くしたベテラン俳優陣が伝統芸に敬意を表し、悲喜こもごもを楽しんで演じている姿を微笑ましく眺める…そんな見方でいいかと。
クライマックスの歌舞伎のシーンに全てが集約され、阪本監督も優しい演出に徹し、懐かしき喜劇の香りがそこはことなく漂いまくる。
石橋蓮司を筆頭に、大楠道代に岸部一徳にでんでんらが味のある助演ぶりで、佐藤浩市と三國連太郎の密かな親子共演に、瑛太に松たか子らのサポートにもニンマリ。
>|