大鹿村騒動記の作品情報・感想・評価

「大鹿村騒動記」に投稿された感想・評価

紫色部

紫色部の感想・評価

2.5
2018.7.17 BS

満を持して到来する原田芳雄の3度のクローズアップ、大楠道代に本気でビンタされる松たか子、道路と橋の交差するロングショットからのアップでの締めは良いが、まあ特段面白くはないよね…

このレビューはネタバレを含みます

・長野県大鹿村で鹿肉食堂「ディアイーター」を営み村歌舞伎役者でもある男(原田芳雄)のもとに、18年前に駆け落ちで出ていった妻(大楠道代)と幼馴染み(岸部一徳)が現れる
・実際の村でのロケで村歌舞を題材にした人情喜劇
・旅館の主人(小野武彦)がポツリといった「1回目は悲劇、2回目は喜劇」の台詞がしみじみ
・村歌舞伎を見に地元の老若男女が集まる様子はほっこりしていいね
・岸部一徳が思いのほかからだ張ってて笑った
・原田芳雄の遺作として有名だが、三國連太郎の遺作ひとつ前の作品でもあった
・店のバイトで来たトランスジェンダーの若者が良いアクセント
18年前に友人の妻と駆け落ちして村を出たけど
その妻が認知症になって手に負えないから返しに来る。

って…
そんなことあったら実際はものすごくドロドロしそうなのに
この映画ではコミカルに描かれている。
なんだかんだ言って男二人は仲良しだし…。
村の人たちにも普通に受け入れられてる。

実際にはあり得ない展開だけど、なんだか微笑ましくてくすっと笑えるからそこはOK。

でも歌舞伎を全く知らず興味も無いから
歌舞伎のシーンがあそこまで長いと見ているのが辛い…。
s

sの感想・評価

3.0
動画
・歌舞伎シーンが結構長いけど瑛太の解説で見れるw
・瑛太と雷音くんはどうなったんだ!歌舞伎の途中なのにそっちの方が気になってしまったw

このレビューはネタバレを含みます

 バスが大鹿村にやってきて顔を隠した男女が降りてくる。鹿料理屋にやってきたバイトくん。そこを営む歌舞伎の練習をする親父。

 原田芳雄さんの元へ戻ってきて、ボケてしまった奥さんを返すとハチャメチャな事を言う幼馴染の岸辺一徳さん。一方、リニア誘致で喧嘩する石橋蓮司さんと小倉一郎さん。役所の総務をやっている松たか子さんと、全員の登場シーンが笑えます。

 喧嘩をしながらも、歌舞伎がこの村に根付いていて。歌舞伎中心で物事を考えながら、話を進めていく姿はとてもうらやましく思えました。

 そして、嵐の日に奥さんが飛び出して。奥さんを探す原田芳雄さんとその結果はなかなか感動的で、そしてクライマックスのみんなで歌舞伎をするシーンで。奥さんは許すのか許さないのか、笑えて泣ける面白い映画でした。
 エピローグのバス停のシーンもとても面白かったです。

 三國連太郎さんのシベリア抑留体験を静かに語るシーンなんかもかなりのリアルさで一気に緊張感があがりました。

 ただ、90分という短さの割りに少しエピソードを詰め込みすぎな感じがしました。リニアモーターカーとか地デジの波みたいなものが後半、関係なかったのが残念でした。
 それに、佐藤浩市さんが本筋とはあまり関係ない人物だったのも残念です。とはいえ、ラストの告白は笑えました。

 とはいえ、豪華キャストが楽しそうに本物のお芝居を見せてくれて。ノンストップの90分でした。
かつ

かつの感想・評価

3.1
授業にて
おじいちゃんたちが楽しそうだった
観た後に紹介されたWの悲劇の薬師丸ひろ子が可愛すぎてそれしか覚えてない…
加賀田

加賀田の感想・評価

3.0
授業 どついたるねんを見たかった 病室のカーテンを歌舞伎の幕に見立てる松たか子はよかった
原田芳雄の遺作。

大鹿村を舞台に、300年続く「村歌舞伎」を守っていく村人達。

その中で、嫁に逃げられた鹿料理屋の主人公のトコへ、18年振りに逃げた嫁が帰ってきた。ちなみに一緒に逃げた相手は元々友達で。
なぜ帰ってきたかと言うと、逃げた嫁は「ボケ」が始まっていて・・。

原田芳雄に、石橋蓮司。あと三國連太郎に佐藤浩市と。豪華で芝居の出来る役者が大勢でてます。

ボケた嫁役に大楠道代。この女優は、大映時代には主役級で、久しぶりでした。

物語としては、村の住人の優しさがにじみ出ていて、ほんわかムードで。
そのなかに、 常に歌舞伎があって。

原田芳雄さんの最後の作品と言うこともあって、印象の深い作品です。
『ディア・イーター』というネーミングが巧い。インパクト大で豪快な店名、食堂を営む主人公善の人となりを十分に物語っている。村民を演じるベテラン俳優陣の存在感ある演技がすばらしい。まるでそこに住んでいるかのごとく大鹿村に溶け込んでいる。そして、唯一の外部からの移住者雷音くん。彼を受け容れる村民のみなさんの大きな懐に心が温かくなった。
公開当時すぐに観に行った。入場料はいつも1000円という太っ腹の映画。超豪華キャストが揃い原田さんも満足のいく遺作をつくれたのではないかと思う。公開時 舞台挨拶に車椅子で来た原田さんはスクリーンの中の原田さんとは別人のように痩せ細り、弱々しく涙しながら精一杯感謝の言葉を搾り出していたことが思い返される。このような映画作りでは現地の人とのイザコザがしばしば出てしまったりするものだが、この映画では最後の歌舞伎シーンの客席は実際の村びと達だそうで、いかに撮影も和やかだったかが伺える。
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