このレビューはネタバレを含みます
原作の小説を読んだ流れで映画も気になって配信サービスで視聴。基本的に小説通り、小説以下の印象。しかし小説のラストの大事なシーンが無くなっていたのはどうして…?
やっぱり傑作小説を映像化する難しさを実…
物語の奥行を表現する点で映画は小説に及ばず原作ありきの題材において前者が後者を超える事は至難の業だ(そのなかでゴッドファーザーは数少ない成功例と云える)。本作に関しても残念ながら著者スタインベックが…
>>続きを読むスタインベックの『怒りの葡萄』。有名だけど読んでないなぁ。
この映画を観て共産主義的だなと思ってしまったので、もう原作を読むことはないだろう。
理想を語り桃源郷を描くことは誰にでもできるが、平等で公…
2019-02-24記。
名作だが苦手。
モノクロはそれだけでハードルが上がるし。
葡萄とは、神の怒りによって踏み潰される人間のことらしい。
そんな1930年代の農民が、ルート66をオクラホマから…
社会主義的なアプローチはあるが、家族の物語をメインに据えることで、生き抜くことの大切さが差し迫ってきて、労働者階級だけではない普遍的なテーマがあらわれてくる。ダンスのシーンで、それまで陰鬱な表情だっ…
>>続きを読む全員が同じ人間に雇われて同じ内容の仕事して同じ規格の場所で寝泊まりしてれば左に傾かなければむしろおかしい。そんなことよかライティングがまさに"神ってる"、こんなジョン・フォードライティング上手いんか…
>>続きを読むアメリカがまだ貧しかった頃の話。
「家族」が人々の繋がりの核にあって助け合っていた時代。物語は父親が自身を失ったことで、母親が要となって苦難に立ち向かい慈愛に満ちた関係を保っていた。しかし独善的な強…
スタンダード・サイズ。そのため様々な土地の景色の奥行きや空の広さを感じられるショットが多かった。広大な土地を背景に農園を目指しドライブする場面では、車体はフレイムの中で絵画の透視図法(線遠近法)のよ…
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