前世紀探険の作品情報・感想・評価

「前世紀探険」に投稿された感想・評価

子供に向けての教育映画みたいな感じなんだけど、子供たちがだんだんと時代を遡っていく構成で、特撮を駆使したマンモスや恐竜の時代を超え、石炭期の原始の森みたいな世界を進みながら「これがぜんぶ後に石炭になる」とか言われると妙に感激したり、最終的にただ海辺で潮干狩りしてるみたいな光景になって「ここが生命の出発点なんだ」とか言われるとまた妙に感激したり。
☆☆☆★★

2008年11月20日 シアターイメージフォーラム/シアター1
Wednesday

Wednesdayの感想・評価

3.8
チェコ独特のガクガクした動きと影の強い色の映像なのに夢いっぱいで不思議な映画。
グーニーズ的なかんじかと思いきやソッコーで旅に出る。
旅しかない。
だるたのしい。
ボートに乗った4人の少年が、“タイムトラベル”の川を上りながら、プロントザウルスやティラノザウルスが存在する5億年前の古代を探検する..。

50年代のチェコの特撮もの。ジオラマを使用したコマ撮りや、切り紙アニメ、実物大の模型や、実在の動物などをうまく組み合わせた“映像錬金術”が楽しい作品。あくまで子供向けだが、手を抜かず。作り手の誠実さが伝わってくる映像でした。

それに何より“夢”がぎっしり。
歴史に詳しい考古学者だって見たことがない「恐竜」を、少年たちはその目で目撃します。
現代から持参した“恐竜図鑑”のデータやイラストと照らし合わせたり、化石と本物を並べてみたり。
タイムスリップしたらやってみたい“夢”がぎゅっと詰まっていて、監督も恐竜が大好きな少年だったことがうかがえる。

『ジュラシック・パーク』のひぃひぃお爺さんとも言うべき恐竜映画史に残る逸品。
OASIS

OASISの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

4人の少年たちが探検に訪れた洞窟で前世紀に迷い込むという話。
監督は「悪魔の発明」等のカレル・ゼマン。

氷河を渡った先にある深い洞窟の奥に眠るロマン。
4人の少年を描いた「スタンド・バイ・ミー」的な冒険映画だった。

マンモスや原住民、毛サイやステゴザウルス等、洞窟を進むに連れて時を遡って行き、目の前には地球上に脈々と受け継がれて来た壮大な歴史が広がる。
現実とアニメが融合する世界は、動物たちの造形のチープさはあるものの、それを見つめる少年達のキラキラとした視線によって美しさに彩られていた。

人類が万物の頂点であると同時に、人類が過去に存在した遺産によって形造られていると悟る。
生命の起源である海の広大さに歴史の偉大さと深さを感じ、寄せては返す波の中に命の輝きを見る、そんな作品だった。