素晴らしい。高峰秀子はあまり好きではないのだが、哀れに狂っていく母親の演技は見事としか言いようがない。テーマからして成瀬らしさがないといえばないものの、余分のない脚本も撮影も、同時代的に凄みがある。…
>>続きを読む面白い。完璧。もっと有名であっていい。素晴らしい脚本、撮影、演技。ハウスメイドものに復讐サスペンスと社会性の調和。粒子感とハイコントラスト、高峰秀子の顔の寄り、ほぼ殺意と同等の視線。重なる逡巡、幻影…
>>続きを読む成瀬×松山善三×高峰秀子のゴールデントリオ。成瀬作品の中では正直あまりスマートでない部類かもしれない。ガス漏れの音響効果や照明の効果ひとつで主人公の復讐の妄想に入っていくなど中々テクいことはやってい…
>>続きを読む高峰秀子の瞋恚と絶叫すさまじき、
成瀬巳喜男監督&松山善三脚本1966年作。
富裕一家の車に子をひき逃げされた労働者母が、女中として富裕家へ侵入し復讐を企てる。類似性を感覚するドイツ映画やスーダン…
車通りの激しい片側二車線道路を行き交う車たちを接写で映すのに高揚感を感じる。高峰秀子が潜入してからは韓国映画の『下女』や、かの名作『何がジェーンに起こったか?』を彷彿とさせる、ハウスキーパー・サスペ…
>>続きを読む題材も高峰秀子も演出も心理的過ぎるきらいはあるけど、被害者加害者両方が追い詰められまくった果てのラストはめちゃくちゃ面白かった。
司葉子の密会シーンの方がキメて撮ってる感があり、成瀬も高峰秀子に飽き…