ヒーロー・ネバー・ダイの作品情報・感想・評価・動画配信

「ヒーロー・ネバー・ダイ」に投稿された感想・評価

kirio

kirioの感想・評価

3.8
「上を向いて歩こう」の輸出版「スキヤキ」をメインテーマに、「強敵」と書いて「友」と呼ぶ…みたいな

本当に1シーン1シーンの濃度が異常な、最後まで「男泣き」ウェットな映画だった
ジョニー・トー監督作品。
香港の二大黒組織の殺し屋、ジャックとチャウは、お互いの組織の頭の命を狙っていたが・・・という話。

ストーリーよりも演出をかっこよくしたいっていう思いが伝わってくるような映画だった。かっこいいというよりは、くさいぐらいのレベルだった。ジャン=ピエール・メルヴィルに倣ってか青の照明が多い。
最後の銃撃戦で、ガラスが雪みたいになっているのが面白かった。

男達の立ちションを映したり、クレーンで引き揚げられる車椅子のシーンがあったり、変なシーンが多かった。
全身やけどで顔が爛れた女性を映すのは、香港映画らしい。
2020.NO.106
言葉でなく心でつながっていた2人の男たち。
ワインボトルかっこよすぎる。
女性の強さも描かれていた。
アノ

アノの感想・評価

3.6
バーで意味不明なほどカッコつけておこなわれるクソくだらない喧嘩が最高。
車椅子の前進にあわせた銃撃戦は緩慢な運動がゾクゾクさせてくる。

ラストはほんとに『男の傷』。
ワインボトルで始めワインボトルで締めるカッコ良さ。真の男は言葉ではなく行動で示す。
言葉なき友情。仁義を貫き、共に散る生き様。
なんとも切なくも羨ましい生き様です。
HO

HOの感想・評価

-
引っ越し祝いに友人がくれたBlu-rayで視聴 ずっと見たかった…!

美学と共有した相手の誇りのためには命をかけられるっていう篤い魂の共鳴、そのロマンチシズムをカラッとドライに描く安心と信頼のジョニートー
LaserCats

LaserCatsの感想・評価

3.6
敵同士ながら、互いの存在を認め合っているジャックとチャウ。
最初の方はいちいちかっこつけすぎだなぁと思ってました。でも、無言の友情というか、2人の姿を見届けた後には、なんか凄いものを観たなぁ…と感動していました。
それにしても、あそこは撃った後に皆で並んで立ち小便する人気のコースなのか?
ウケ狙いなのか、感動的なシーンなのか、男の世界のことはよく分かりませんでした。
【史上最も熱い復讐劇!】

知人から面白いよと紹介された映画。

監督は「エグザイル」のジョニートー。
名曲「上を向いて歩こう」の旋律が全編通じて鳴り響く、香港ノワールの傑作!

『「ヒート」みたいな関係がある2人の殺し屋がマフィアの抗争中にお互い相打ちになってしまい、更にそのマフィア同士が勝手に和解してしまったので両方共に組織に裏切られ、二人とも大切なものを失ってしまった。
身も心もボロボロになってしまった二人の殺し屋は己の仁義を貫き通すために最後の戦いにへと挑んでいく!』
といった感じのストーリー。

まず、話全体が僕の大好きなマカロニウエスタンに凄く似てる。
「夕陽のガンマン」の帽子を互いに当てるシーンをオマージュしたであろうなシーンが出てきたり、
最後ではボロボロになった殺し屋達がマフィアに立ち向かっていくところなんかは本当にそっくりだ!
現代にマカロニウエスタンを持ってきたような雰囲気は物凄く熱く心に響きます。

2人共めちゃくちゃカッコよく、
車イスに乗って戦うシーンは何回見ても凄く元気がででくる。

自分も頑張ろう。

そんなことを思わされる、『熱い意思』や『己の美学』をひしひしと感じさせてくれる作品です。

予告編も素晴らしい。
“ヒーローはいっぺん死んでからが本当の勝負”

ある二組のヤクザの縄張り争いの最中、因縁浅からぬ双方の“ヒーロー”が死闘を繰り広げるハードボイルドガンアクション。

ワインを注ぐグラスの隣に血のしたたり、階段の壁に反射する光、スモッグの中で揺らめく照明などなど独特の映像美学がカッコ良い。

タイトル通り中盤に差し掛かるところで二人のヒーローは一度死ぬ。そして各々の生き返り方にすごく美学と汗が光っていて、そこからがカッコいい。さらにはその生き様に振り回されつつも守る事を選択する女たちの覚悟にも賛美を送りたい。そこら辺の青年よりもよっぽど男らしい!

クライマックスの車いすの遣い方とか、まさに映画でしか考えられない展開が爆裂してた。ビックリしたし、カッコ良かった。

漢の美学が詰まった一本。本作はその一言に尽きる。
最後の銃撃戦描写のかっこよさ。男同士の濃ゆい絆。ジョニートー映画のプロトタイプ。
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