【所感】
本作は時代劇ではあるものの、通常の時代劇とは異なっており、徹底的に人工的かつ抽象的になっている。
分かりやすく言うと、視聴者に”これは演劇であり、作り物である”と自覚させるメタ演出がなされ…
2025年7月、日本映画専門チャンネルで視聴。
モノクロ映画の岩下志麻様うつくしや!!!
小春「誰が女に女郎をさせたんやろ」
男「俺も次はおなごで生まれよう!」
この対比つらいな。小春の嘆きは世…
原作者・近松門左衛門の「虚実皮膜論」をベースに、それもなるべく近松に忠実にやりたい篠田監督の目論見が一貫してあったおかげでここまで見事に結実したんだなと思う。治兵衛の女房おさんと、女郎の小春を岩下志…
>>続きを読むここ数年文楽を観に行けてない悲しさを埋めるために視聴。さらに、富岡多恵子に興味を持っていたので丁度良かった。てか、武満も脚本参加ってなに〜?
OP好き〜!面白い!!
映像は文楽開演前の舞台裏。かし…
人形浄瑠璃を俳優が演じ、浮世絵と筆字が部屋中を覆い尽くすセット美術の圧倒的な様式美。前衛的であらゆる実験性を駆使した篠田正浩監督の最高傑作であった。白塗りの岩下志麻の顔を露出を開け真っ白に飛ばす成島…
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