「まむしの兄弟」等の中島貞夫 監督作品
日本の暗殺百年史である幕末、明治、大正、昭和の4代に勃発してきた各事件を題材にし当時のオールスターが出演する大作群像劇
全篇を通して反体制のエネルギー…
近代日本の暗殺史を描いた1969年公開の作品である。
豪華キャストで、しかも大半の俳優は出番が少ないというのにすごいインパクトがあり、企画の切り口も斬新で異色作といえば異色作なのだが、凄い作品…
どれか一つのエピソードに重点を置くという構成は分かるけど、その血盟団事件のパートがあまりに間延びしている。実録映画なのだから弛緩しそうな箇所はナレーションで処理しても良かったんじゃないかと思ったり。…
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血盟団のお話。
冒頭の歴史上の暗殺事件をオールスターズで描いているのが良すぎました。もっと長い時間それを観たいと思うくらいに。
五一五事件に繋がるストーリーが描かれていて、この時から今、何が変わ…
若山富三郎無双(桜田門外の変)から駆ける馬車への襲撃(大久保利通暗殺)、吉田輝雄のたっぷり間を描いた自害(大隈重信爆殺未遂)、主観カメラで寄りまくる(星亨暗殺事件)…と殺人を激情に任せて撮りまくるオ…
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