大林宣彦という映画監督がいた。大林魔術と呼ばれて一世を風靡した時期があった。尾道を舞台とした「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」等は 尾道三部作と呼ばれ ずいぶん人気を博したものである。
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WOWOWシネマ録画鑑賞🎦
大林宣彦監督が、尾道ではない尾道に匹敵するくらい素敵な土地、柳川を舞台にした映画を作られていたとは。
内容を忘れてしまうくらい昔に福永武彦作の原作を読んでいたこともあり…
死にゆく叙景。水音、町が死んでいく音。漂う腐敗・死の香り。追認する恋。郷愁、柳川が純粋に日本の原風景として美しい。義兄を中心とした三角関係を拗らせきってからの、別れのホームでの小林聡美の「それがあな…
>>続きを読む暗そうな地味そうな映画だけど私は好きです。
柳川の水郷の船に乗って街を行くシーンが好き。
廃れ行く街の物悲しさを感じる映画。
「どこにいても水の音が聞こえる」
「この街は死んでる。」という安子(小林…
日本の昔の風景がエモすぎてそれだけでも見る価値有り
水の音や船の軋む音、湿度の高そうな初夏、夏祭り
夏の終わりに得体の知れない寂しさを感じる人には絶対お勧めしたい。
ただパッケージでかなり損してると…
このレビューはネタバレを含みます
福岡県の柳川を舞台にした、滅び行く町と男女の恋愛のすれ違いを描いた悲劇。
江口という男が、大学生の時に卒論を仕上げるために静かな柳川を訪れた過去を回想する場面から物語は始まる。
一部だけ色彩を残して…
哀愁とノスタルジー漂う柳川市と、ほぼ話さない尾身としのり。
尾道三部作と比べ、本当に淡々と静かに物語が進む。
しかし、かと言ってつまらない訳ではなく美しい水の街である柳川市と登場人物の演技や一言一…
個人的には、数ある大林宣彦監督作品のなかでも群を抜いて好きな作品です。16ミリフィルムによる撮影ということもあって、たしかに「HOUSE」みたいな映像マジックは見られませんが、憂いと郷愁にあふれた大…
>>続きを読む酷く抒情的で沈鬱な雰囲気、しかしいい
福岡県柳川市の水郷地帯をロケ地とした作品。
とにかく大林作品の陰のエッセンスがギュッと凝縮されたような鬱陶しいともいえる湿度の高さと密度の濃さが特徴。水郷柳川…
こんなに凄まじい映画だったか。
昔大林宣彦にどっぷり浸かっていた時期に見たうちの一本、「なんだか暗い話だ」くらいに思っていたけれど。
完全な純文学。
柳川のなんと美しいことか。
ため息さえ出てしまう…