草原のない街へ
衝動的に性欲を自覚する瞬間と、形而上の領域に何かが育っていく感覚。
すれ違う女の体軀を思わず目で追う様はむしろ清廉潔白であり、そこに低俗さは無い。
Narbonnneは古代ロー…
微妙に恵まれない思春期フランス人少年の日常がショートオムニバス形式で淡々と映される。祖母の家から父親以外の男と暮らす母親に引き取られる。金銭面から高校進学を諦めさせられて修理工になる。映画館の暗闇の…
>>続きを読む少年期から思春期にかけて、通過儀礼として潜り抜けることになる、性と暴力の風景。
もしも、この映画の焦点がここに当たっていたなら、『小さな恋のメロディ』(ワリス・フセイン監督, 1971年)の類似作…
主人公と周りの男たちの少女への過剰な関心が、気持ち悪い印象を与える。だが映画はその不快感を、ユーモラスで軽やかなタッチで描き、観る者を嫌悪と好奇心の微妙な境界に置く。
冒頭に流れる曲は印象的だ。優…
表情があんまり変わらないから何を思っているのか分からないところもあったけど、小さな諦めがいくつも見えて悲しかった。
ダニエルの考えや心の声を聞くと、ちゃんといろんなこと考えて、いろんなことを感じ取…
主役がただ年齢が若くなって男の子になっただけでやってることは前作までと変わらん
冒頭からムラムラしたから前を歩いてる女の子の背中に股間を擦り付けるという普通に犯罪級のことしてる性欲大爆発ニキが色々あ…
性への免疫を付けていく系の話をとても詩的に描いてる、ティーンを撮らせても上手いのかこの人は。
また、映画館へ通うシーンが頻繁に出て来てヌーヴェルヴァーグ印もバッチリ見られるんですが、母に半ば捨てら…
© Les Films du Losange