ロイ・アンダーソン監督「ホモ・サピエンスの涙」 を以前に観て、殆ど理解出来なかったけれど、強烈な印象が残りました。
この「散歩する惑星」も「ホモ・サピエンスの涙」と似たような感想を抱きました。
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不詳の世界で展開する白塗りの人々の不条理群像。人体切断のマジックで失敗したりキリスト像で商売を目論んだり心を閉ざした息子に苛ついたり幼女を信仰の犠牲にしたり。ただ穏やかに暮らしたいだけなのに思い通り…
>>続きを読む地球のように見えるけど全員白塗りの奇妙な星が舞台。登場人物みんな悲しい出来事ばかりで悲劇のように見えるが、一歩引いた目線で見せてくるので、喜劇のようにも見える。
不条理なことばかり起きる世界をどうに…
04.11.2021
02.05.2024
初めてこの監督の作品を見つけた時、その人生観が見事に自分のものと合致したことに衝撃を受けたのを覚えている。
一見間抜けだが健気で哀しき人々を一時は嘲笑…
ロイ・アンダーソンが25年ぶりに映画に復帰して撮ったのが本作で、リビング・トリロジーの1作目となる。
自分は三部作であることを知らずに2作目『愛おしき隣人』(2007)から観たのだが、共通点は他者…
とある惑星のとある場所。サラリーマンは突然リストラされ泣きわめく。道に迷った男は訳もなく殴られる。マジシャンは人体切断のマジックに失敗して男を本当に切り刻んでしまう。そんなある日、家具屋を経営するカ…
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