ヴィットリオ・デ・シーカ監督の極地。独居老人の死ぬに死ねない余生。
なんと、イタリフィルム有限会社が50年代に配給したフィルムで観る。有難いが、字幕のお粗末さに辟易もする。
以下は物語。
老齢…
タイトルにもなってる名前からか。どこか老探偵か老マッドサイエンティストのようなかっこよさ。野犬殺処分施設シーンでどこか近未来ディストピアsfのよう。ヴィスコンティやフェリーニのようにはネオレアリズモ…
>>続きを読むイタリアの年金生活者の生活苦。時代設定は大戦前夜?(街中を闊歩する軍人たち、ある人物のセリフ「戦争になるかな?」、一瞬聞こえた軍靴の音、などからして)。物語は面白みのあるものではないし、生活が苦しい…
>>続きを読む救いのない実直さは、まさにネオリアリズモ。見終わって人間存在を揺るがされた気がする。一人の老人がその人生の果てを歩みつつある物語。それはきっといつか自分が歳をとったら訪れる未来の姿でもある。ベルイ…
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