これもまたとんでもない大傑作!
復讐シリーズの二本目で、一作目は高橋洋、二作目は脚本も黒沢清という構成は蛇の道/蜘蛛の瞳と通じる
蜘蛛の瞳同様、今作も個人的に一作目の高橋洋脚本よりも二作目の方が…
1997年。黒沢清が高橋洋と組んだ『復讐 運命の訪問者』の続編。妻を殺された男は実行犯たちのみならず黒幕までも追い続けていた。明るく楽しげなヤクザや正義に燃える若手刑事と関わりながら、男は復讐の道…
>>続きを読む哀川翔と菅田俊が永遠と木に石を当てようと何回も投げ続けるシーンのモラトリアムの塊っぷり、淡いフィルムに乗せて二人のぼんやりしたシルエットがタラタラと遊戯を楽しむ。記憶にボンヤリと残り続けるような映像…
>>続きを読むこの1年後くらいに撮られる『蛇の道』『蜘蛛の瞳』でも一作目から二作目へと続くことで物語や作品のもつ自由度が拡大されて「もはやなんでもあり」のシュールな場面も連発されるのだが、この『復讐』二部作でも同…
>>続きを読むあれから5年、警官を辞めた主人公はヤクザとつるむようになっていた、そして妻殺しの計画の首謀者を追っていた。
終わった話を語る必要なぞない。この復讐2部作のバージョンアップ版が『蛇の道』『蜘蛛の瞳』…