武さんはどの映画も「生と死」を常に感じる
寺島進さんと大杉漣さんの北野組を象徴する2人がすごく良かった。大杉さんが亡くなった時の、『ニュースキャスター』での武さんの寂しそうな顔を思い出して切なくな…
諦念感漂う、ベテラン刑事・西の動向を、詩的な映像で綴った、寂しげで不思議なバイオレンス映画。
ヤクザ達とのトラブルで、唐突に血が流れるので、けっこう緊張感が漂っててヒリついた。
たけし演じる西は、寡…
めちゃめちゃ切ないし、タケシかっこいいし、奥さんとの時間すごく素敵。奥さんが無邪気で子どもっぽいのが逆に幸せをよけいに感じさせてくれてると思った。
その男凶暴につきもそうだったけど、タケシはこういう…
職務で同僚を失い、刑事から足を洗ったオッサンの悲哀の話。
自殺(自決)した刑事を演じる大杉漣。彼が生前遺した絵が随所にインサートされ、たけしの心境とリンクしていく。なお、この鬼気迫る絵は実際にたけ…
1998年に公開された、北野武にとって監督7作目となるこの作品を、2年後の2000年に結婚した妻と一緒に劇場で観た。そして感動よりも、憂鬱な気持ちに沈んでいったことをよく覚えている。
思えば無理も…
見捨てられた人と見捨てない人、取り残された人。どちらも愛があったはずなのに、なにが分かれ目かはわからない。
寄り添う相手を失って、その人との思い出の中で生きるのと、はじめから誰も寄り添う相手がいない…