このレビューはネタバレを含みます
遺伝的な精神疾患の「抗いがたさ」と「直線的な力」を暗喩しているかのような冒頭の機関車のシークエンス。
ルポーの殺害を決意するまでのセヴリーヌの正統なファムファタール的言動がうれしい。人を愛せない彼女…
冒頭の汽車のシークエンスは素晴らしい。
長さも相まって素晴らしい。
ストーリーは名探偵コナンみたいな感じでした。
演出に派手さはないけれど堅実丁寧で良かったです。
俳優の魅力が引き出せていた。
シモ…
エミール•ゾラの原作を名匠ジャン•ルノワールが映画化されたフィルム•ノワール。
ひとりの機関士が罪を犯した人妻にのめり込んでいく様を描いている。
サスペンスフルでブルータルなストーリーに翻弄され…
蒸気機関車への愛が溢れる映画。ル・アーヴル駅へ劇伴のファンファーレを伴って誇らしげに機関車が滑り込む冒頭5分の素晴らしさに泣いてしまった。ジャン・ギャバン演ずる機関士ジャック・ランチェと彼の相棒ペク…
>>続きを読む身ひとつで線路の暗闇を進むジャン・ギャバン、混乱したまま死に向かう人間の姿そのものでたまらない。
冒頭のテロップはいかにも原作ものっぽい野暮ったさが感じられるし、列車のシークエンスは明らかに長すぎる…
代々発作に悩まされ殺人衝動に駆られる機関士のジャックが人妻のセヴリーヌに恋をしていくサスペンス映画
劇中ではジャックの異様性が強調されて描かれるのかと思えばそうではなくセヴリーヌの夫であり計画殺人の…
このレビューはネタバレを含みます
蒸気機関車は不気味だ。操縦席がない。前に人がいてもみえないでひきちらかすのがデフォルト。はしりだしたらとまらない。はじまったらおわるは自然まかせ。いかにも近代的だ。巨大産業革命的だ。発作的だ。パンデ…
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