ヴィースラー大佐が対象に興味を持ち、
感情移入していく。
壁の崩壊後、
2人が直接会わずして
本を通して繋がったシーンが良かった。
主役を演じたウルリッヒ・ミューエが
まもなく亡くなったと知って…
総評: 変に泣かせにきたりしないし、過剰なドラマ演出もない、とにかく品の良い名作!
興味深いし、琴線にも触れた。
主役が一番口数が少なくて、表情にも乏しいというところが、特に印象的。彼の取る行動…
「これは私のための本だ。」
映画には必ずしも派手な展開や映像が必要では無い、静かな感動だけでもひとは充分に感動できる。
国家に忠誠を誓う冷徹な主人公が国家に反抗の意思を持っている可能性のあるとある夫…
「これはわたしのための本だ」
東独。ひとりのシュタージ局員が、ある劇作家とその恋人の監視を通して変化していく。
◆
第79回アカデミー賞外国語映画賞受賞作。
個人的に、至上の人間讃歌作品の一つだ…
心から「いい映画だ」と言える作品です。
時代は戦後の冷戦時代。東ドイツの諜報員がある芸術家を監視するのだが、彼らの生活を追ううちに、次第に彼の良心が芽生えてくる。冷酷だった彼が、いつの間にか彼らを…
© Wiedemann & Berg Filmproduktion