反体制の疑いがある劇作家・ドライマンとその同棲相手を監視していたヴィースラー大尉のお話。
淡々としているから苦手な人もいるかもしれないけど、ヨーロッパらしくて私は大好き。
これほど登場人物に感情…
国家に翻弄されるのは、いつも善人。
良い行いをしようとするものが痛い思いをし、私利私欲のために生きるものが蜜を吸う。狂った主義の犠牲。もう少し主人公がなぜ心動かされたのか観たかった。あれだけ尋問して…
歓喜でも悲しいでもない、最後に静かな涙が出た。なんというか、沁みた。
ヴィースラーが芸術(ソナタ)で心を動かされたようにどの時代でも、どんな環境・状況に置かれていても、心が動かされてしまうって人間…
© Wiedemann & Berg Filmproduktion