経済的に行き詰まった老夫婦は家を売るしかなく、息子と娘の家に別れ別れで身を寄せるが、息子一家と娘一家からそれぞれ疎まれて居場所をなくしてゆく。小津の『東京物語』(1953)に影響を与えた老夫婦ものと…
>>続きを読む老夫婦の2人は経済的に行き詰まったため、自宅を売却し、子どもたちの負担を軽減しようとする。そして、それぞれ別々に子どもたちに引き取られることになる。しかし、長男の家に引き取られた夫人は、長男の妻との…
>>続きを読む老夫婦が2人で最後の数時間を過ごすシーンでは、全てのキャラクターや装置が老夫婦を優しく包み込み、活力を与えて、大変スウィートな造りになっている。
2人が結婚式の曜日を言い合う様子はユーモアに溢れ、東…
思ったよりも東京物語で、あの映画がこれから相当な影響を受けていることがわかる。途中までは家族のピリピリした感じがひしひしと伝わっきていやーな感じだけど、夫婦二人きりで時間を過ごして過去を語り合う場面…
>>続きを読む経済的に行き詰まった老夫婦の自宅が売却され、子供たちに別々に引き取られて離れるという物語である。
原作はジョセフィン・ローレンスの小説『The Years Are So Long』で、舞台版を経て…
映像の素晴らしさがメインの映画ではないが、小津の『東京物語』の青地図になったというだけでも見る価値はある。こういう映画ってマジで長生きする欲望を減らしてくるからキツいね。この年代のハリウッド作品にし…
>>続きを読む"汝の父母を敬え"
原節子のいない『東京物語』だけど、(その多くは仕事とは言え)周囲の人の親切が心に残った。子供の家で厄介者扱いされ、他の年長者にも非礼極まりない子供たち。年齢・世代差、両者の間に…