このレビューはネタバレを含みます
3人の若者が主人公だが、純粋さゆえに、
それぞれまったく救いのない道を歩んでしまう。
甘い感傷の入る隙間を徹底して封じており、
少しでも結末に希望を求める人にはまったく薦められない、
観る人…
素晴らしい嫌悪感と閉塞感。これぞ映画という配置。唯一の解決策である暴力。グズついた土。血、傷、性愛、縛るもの、縛り方。米国キャンプが開かれたものでなく、壁としてあるような鬱屈。ビニールハウス、弓、銃…
>>続きを読む主要人物を追うバランスと先の読めない展開で引き込まれた
米軍用地で暮らす者たち
親の過去等の因縁を匂わせる作りも深く面白い
所々のコミカルで目が飛び出そうな演出
三人が歩くシーン 体の一部になる…
登場人物たちの欲望を満たすためのトライ&エラーの連続。
数十回に一度の「成功」が他者の「資産」を破壊する。
彼らは他人を不幸にすることに躍起になっている。
そして自身もその他人たちに不幸にされる。…
キム・ギドク監督に魅せられてこれも鑑賞。
これもギドクワールド全開の素晴らしい映画だった。
これは登場人物たちがまだ喋るほうだな。
俺こういうATG映画みたいな田舎でワチャワチャする系の群像劇が好…
まだ洗練されていないけど、とんでもないパワーが漲っている初期の名作。
銃、弓矢、ジムノペディ、後の作品にも繋がるアイテムや音楽が登場。
こんなにも哀しくて辛い青春群像劇は他にないと思う。でも好き。
…