日本の映画やと『羅生門』と並んで本当に大好きな1本!
ちょっと次元が違う、見た目だけじゃないこの美しさ
歴史上に輝く傑作
お徳がその身を心を捧げたのは芸事に、
芸術とその先にある感動にであって、
…
梨園を舞台にした溝口健ニ監督の名作
特筆すべきは、その長いワンカット
歌舞伎舞台裏から楽屋、奈落までの数層にも渡る立体的空間や、自宅の廊下〜和室の続き間からお勝手に至る水平に広がる日本建築の空間の…
よく分からないがすごいものを見たという感覚はある
芸術品の持つ凄さというか
アングルが独特だったりロングショットだったり演出的にも印象に残る場面が多い
扱われている芸能の世界の高尚さなども影響してい…
1939年公開。緻密に計算されたカメラワークと役者の動線、考え抜かれたアングルによる長回しのショット、溝口健二による徹底したワンシーン・ワンカットの技法に度肝を抜かれる。何という移動撮影。役者の表情…
>>続きを読む1100レビュー目は溝口健二監督の名作です!
序盤、菊之助とお徳が2人並んで川沿いの夜道を歩いて帰るのをワンショットで捉えた移動撮影。
菊之助が五代目菊五郎に勘当を言い渡されるに至るまでの、襖…
物語よりも撮り方、そして全体を包むように流れていた哀しい雰囲気に惹かれた。
途中に挿入された歌舞伎のシーンもとても気に入った。
その断片的な歌舞伎の内容はほとんど理解できなかったけど、なぜか夢中に…
いったいいままで何を見て来たんだろう。
ようやっと映画の基準を知りました。
菊ちゃんを見ることができないお徳。菊ちゃんを支えるためなら身を捨てて「奈落」にまで落ちるお徳。菊ちゃんの晴れ姿をお徳…
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