この映画、主人公が報われないとか、人生の厳しさを表しているとか、それでも懸命に生きていく大切さを伝えているとか、残酷で不幸なシーンだが美しかったと言った的外れか、見たままを意味ありげに言ってるだけの…
>>続きを読む 泥の中の矜持と品格
子ども以外の登場人物は皆犯罪に手を染め、闇の中でしか生きられない、底辺よりも地下で生きる、表には存在していない人びとだった。どのエピソードも重くて救いがない。…
【第63回カンヌ映画祭 男優賞】
イニャリトゥが『バベル』の次に手がけた作品。ハビエル・バルデムがカンヌ映画祭で男優賞を受賞、アカデミー賞でも主演男優賞と外国語映画賞にノミネートされた。
うーん、…
このレビューはネタバレを含みます
余命二ヶ月
身辺整理どころか不幸は重なる
そこに救いはない
ただ父として
愛する娘と息子の幸せを願った
どこまでも重厚で、陰鬱な雰囲気
孤独と悲しみに向き合う
徹底したこの監督の作家性が、僕を…
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督作。バルセロナで生きる父(ハビエル・バルデム)と家族の物語。終始重く苦しい雰囲気に包まれているが、ここまで現実や社会の闇を捉えた映画はなかなか無いと思う。メ…
>>続きを読む自身の病死への覚悟と抗いを秘めつつ準備を進めていくウスバル。それが尽く崩れていく彼の悲惨な最後。親から子へ継承されていったものに唯一救いと温もりを感じた。生業は彼の出自とも関係あるように思われ奥行…
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