草の乱の作品情報・感想・評価

「草の乱」に投稿された感想・評価

この映画の意図はよしとする。
しかし、まず、衣装、装束の違和感で台無しだ。困窮しているみんなが、あんなしゃりっとした着物を着ているわけがない。あんな、真っ白なハチマキをしていたはずがない。
言葉も、特に演説で、あのような物言いを本当にしていて、皆が理解してい
たのか? もっとリアルに作れたのでは?
今から130年以上も前、日本はまだ原始時代で国民はみんな原始人でした。

脳みそはほとんど機能しておらず「富国強兵」という言葉ひとつで増税に次ぐ増税で埼玉のど田舎の百姓は借金に苦しんでいました。

その百姓たちを助けるべく「自由党」という部族たちが百姓たちを洗脳し始めました。

彼らは「自由民権」という言葉をひとつ覚えて武力を持って臨みます。

借金を踏み倒すために暴力に訴えるという手段は現在にも連綿と受け継いでいますが特にアメリカは日本にとてつもない借金をしているのにまだ全く返していません。


苦しい生活をなんとか改善したいという気持ちは自由と権利を主張しはじめやがて警察を敵に見立てて戦争を仕掛ける。

あれから130年経ってもデフレが30年も続く不景気な世の中は当時と変わりません。
そして現代人の脳みそも原始人たちと1ミリも成長していません。


高利に苦しむ貧農たちは肌艶も良くとても貧困に苦しむ人には見えず、血気盛んな兵隊のようで、人々はほとんど標準語を話すのに時々語尾に「○○てがんす」というのも田舎者を揶揄してるみたいでまったく感情移入出来なかった。

こういう史実に基づく映画はフラットな立場でドキュメンタリーのように撮ってくれた方がもっと入り込めるんだけどな。

戦闘シーンで感傷的な音楽を流すのもこの映画では失敗してると思う。
井上伝蔵の事は、知りませんでした。井上伝蔵の波乱万丈の生涯は、映画からも汲み取れますが、秩父事件後の逃亡、北海道での生活など、興味深いが、一切排除して、秩父事件に的を絞って描きます。厳しい困窮により一揆に向かわざる得ない状況が全く感じられません。新政府による圧制がほとんど描かれていないので、「その時、歴史は動いた」映画版に見えてしまいます。もっと井上伝蔵の内面に肉薄して欲しかったと思います。
『空青』からの流れで、秩父事件を描いた本作も鑑賞。8000人のエキストラが参加しただけあってそのスケール感は圧巻。
勝沼悠

勝沼悠の感想・評価

4.0
 明治の農民の反乱、秩父事件を描く。

 市民からの出資によって制作された映画だが、豪華な俳優陣と8000人のエキストラでとても大作感がある。
 きっとこれは秩父事件を後世に残し伝えたいという想いの強さなんだろうね。すごい熱気を持った映画。

 秩父事件を学ぶきっかけに。
 秩父万歳! 埼玉万歳!
緒形直人主演。
明治維新の中で自由民権運動の秩父事件を忠実に描かれた実話。

秩父の中で、カイコ農家は絹の相場が毎年下落し、生活が枯渇するなか高利貸しは金利を高騰させ、破綻する者も少なくなく、市役所、警察、裁判所は理不尽な要求を繰り返す。

そんな時に、政府に対抗する自由党の存在が秩父の村にも浸透していき、近隣の村の若者が集り、党に傾倒していき団結して金貸し相手にクーデター(一揆)を・・。

とにかくスケールは大きな作品で、エキストラが8千人!

この作品を作る過程の話も調べたら面白かったです。

緒形直人は、良かったのですけど大作になると、ちょっと物足りなさが感じました。

ちなみに、特撮好きな私としては、「ミラーマン」で有名な石田信之さんを確認しました。
秩父旅行計画中のため観賞。
典型的な日本の時代劇。非常に真面目で男臭い無骨な作品。
登場人物みんな終始眉間に皺が寄っている。
わや

わやの感想・評価

3.7
宿題で見てレポートを書きました。
実話なのにすごか引き込まれるし、
スケールが大きくて驚きました。
史実に基づいて真面目に描いた貴重な歴史映画。

時は大正時代埼玉県秩父地方の町で起こった事件。人民の自分たちが生き残る為、興した一種のクーデター。リーダーが地元の資産家と云う所にこの事件の悲惨な背景が読み取れる。決して娯楽作品では有りません。実に忠実にその時代を表現している作品に見えます。現代の日本においてホームレス・失業者が増大している現状をみてこの事件の様な不満分子(存在して当然?)の人間が現れても仕方ない当世なのか?・・・

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