逝ける映画人を偲んで2021-2022@国立映画アーカイブ
吉田喜重監督
この作品をきっかけにコンビを組むようになり、私生活では2年後に監督と主演の岡田茉莉子は結婚
冒頭に岡田茉莉子出演100作…
図書館で岡田茉莉子の自伝を借りて読んだので本作を再見する。自伝の中でもメインとなるエピソードが多い。自伝を読んで見ると彼女の生い立ちを想起させるシーンが多かった事だ。100本目の記念作品にしたかった…
>>続きを読むメロドラマのような不条理劇、異形の一品。
敗戦濃厚な日本、病弱な河本(長門裕之)は疎開先に向かうも体力が尽き秋津温泉に厄介になる。彼は死ぬことばかりを考えていた。温泉で出会った女将の娘新子(岡田茉…
“悪い事はみんな周作さんが教えてくれたの。お酒、煙草。私、あなたに何か教えてあげられたかしら”
“生きる事だ”
【感想】
ショットの美しさってこういう事だよなぁ。普遍でありながら整っていて、文脈…
映画作家の気合いがワンカットワンカット伝わってくる怪作。集団で列車で疎開するシーンはリッチな画面構成に驚いた。「1900年」とか「天国の日々」のようなたくさんの人々が画面を横切って列車から飛び降り移…
>>続きを読む松竹株式会社