脚本家のギルはハリウッドで成功しているが、今は小説家を目指して密かに執筆中。婚約者の親の出張に便乗し大好きな街パリに来ている。
道に迷い歩き回る、夜の12時。
街に鐘の音が響くとアンティークカーが…
今こそが黄金時代である。そう思うことができた映画だった。
主人公ギルペンダーは、彼が黄金時代だと愛してやまない1920年代へ毎晩タイムスリップする。時には19世紀にもいくが、どの時代に住む人も前時代…
殊芸術において常に時代を創り続けてきた美の都・パリは、素養があるものを街の過去へ取り込み虜にすることでその栄華を存続せんとする、意思を持つ魔都であった!
私は過剰な過去へのノスタルジーのアンチなので…
ウディ・アレンは、やっぱり脚本がどうにも苦手。彼の物語性はいつも「女と女の間で揺れ動く感性的なオレ」に酔っている節があって、寒いんよ。“繊細な僕を肯定してくれる女は良い女”、そうでない女は“感性ゼロ…
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