“落穂拾い”という行為が社会や文化の中心から外れたいわゆる“廃棄物”的なものをもう一度、中心へと呼び戻す行為として機能しているのですが、この行為自体が“ドキュメンタリー”という形式に重なる部分もある…
>>続きを読むこの世界に廃棄物は多数存在しているが全てが「ゴミ」ではない。
資本主義が決める物体の価値
物体が持つ記憶、捨てられようが形を変えようが命がある事は変わらない、過去の副産物を現在で手を加えて未来への道…
すごく遊び心のあるドキュメンタリー、というかなんか日記とかエッセイとかみたいな、何か決めたことを追いかけて撮影するというか、かなり行き当たりばったりな感じがしてそれが良さになってるかんじがする。
収…
このレビューはネタバレを含みます
ドキュメンタリーというよりも、アニエス・ヴァルダによる映像のエッセイという趣きがある。物を拾う時には誰もが身を屈める。現代の落穂拾いというテーマで、フランス各地の「拾う人」の映像を、切れ切れの言葉を…
>>続きを読むパリの市場で道路に落ちているものを拾う人たちからミレーの名画を連想した監督が"現代の落穂拾い"を探すドキュメンタリー。
芸術と現実を結びつけ社会問題に踏み込み、手やラップなど被写体だけではなく自身…
赤い刑法典持ってるオジちゃんがBarbour のインターナショナル着てるのがとてもイケててカワイイ。
カキ漁場でのビビッドなゴム手袋はデ・キリコを想起させたりと、色々なところで絵画との接点をつくって…
(c) ciné tamaris 2000