めちゃくちゃ暴力的な全編。それは暴力描写だけでなく、間接的なものも含めて演出全体に行き渡る。
71分の尺に、詰め込むような混み合った脚本。
終盤の演出と脚本は過剰なほどで、そこはかなり直接的でもある…
結婚を控えたあたかも順風満帆な主人公。彼が毎晩ひとり夢にうなされている事など婚約者は気づかない。他人からの誤解に苦しむこの主人公同様に、今作は登場人物たちの"誤解"が物語を奇妙に方向転換させ観客の理…
>>続きを読む最後、夫婦間での決着!の最中、急いで駆けつけてきたものの、自分には立ち入ることのできないなにかを察して、行き場を失って後景を虚に彷徨いフレームアウトする主人公が切ない。
おれはいったいなんやったんや…
切り返しショットで紡がれた二人の対峙を、三つ巴へと変化させる編集とオフの音。
戦前のルノワールに戦争の影を読み取る言説があるらしいけど、本作ははっきり戦後のアメリカ映画。
崖の上に男を追い詰める場面…
いまいち乗れず。直後の『捕えられた伍長』トークでも話題に上がったが、三角関係で進んでいたのがラストで突然ベネットとビックフォードが仲直りしてしまいライアンだけフレームの外に弾き飛ばされる。それをして…
>>続きを読む沿岸警備隊員スコットは浜辺で会った女と恋仲になる。女には元画家で盲目の夫がいる。女は自分のせいで夫を失明させた負い目に縛られているがスコットは画家の目が実は見えているのでは?と疑う…スリリングで面白…
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