ジャン・ルノワール。公開当時も酷評と絶賛が真っ二つにわかれたという本作。私はスコア通り前者でした…。1番の理由は、キャラクターが誰も魅力的じゃなかったこと。
正しく言うと、イヴの存在だけが救い。主人…
冒頭からオーバーラップを多用した、主人公の夢、水と炎の寓意的イメージが炸裂して驚いたが、本作の20年近く前、『マッチ売りの少女』でもファンタジックな演出を手掛けていたことを思い出した。やらないだけで…
>>続きを読む主演2人が同じ高さで目線が揃うシーンで、視覚についての映画かな?と思ったら盲目の男性が出てきてビビッときた
過剰なまでに禍々しく幻想的な悪夢描写は、サイレント期に撮った『マッチ売りの少女』を連想する…
めちゃくちゃ暴力的な全編。それは暴力描写だけでなく、間接的なものも含めて演出全体に行き渡る。
71分の尺に、詰め込むような混み合った脚本。
終盤の演出と脚本は過剰なほどで、そこはかなり直接的でもある…