陰画としてのビルドゥングスロマーン(Bildungsroman, 成長物語)について、ヴィム・ヴェンダースの作品を観ると、いつも考えさせられることになる。
主に19世紀のドイツで、ゲーテによる『ヴ…
情緒。
あてどない、あてどない旅。
一時期『このサイテーな世界の終わり』や『テルマ&ルイーズ』を見て、自分が好きなジャンルはロードムービーだと思っていたことがある。
どちらも逃避行だったからか、…
世界の最高傑作をまた一つ見つけた気分だ
大好きな監督、マイクミルズが好きな映画はときかれ、そうだな強いていうなら都会のアリスだな、と語る
その意味がこの映画を見ればわかる
マイクミルズの傑作,カモ…
ヴィム・ヴェンダースが手掛ける「ロードムービー三部作」の一作目
同時期に公開されたロードムービーの傑作『ペーパー・ムーン』と内容が似てたため制作を断念しようとしてたエピソードがある
カメラワーク…
U-NEXTで視聴、モノクロ・字幕版
ロードムービー・ドラマ
ヴィム・ヴェンダース監督作品
ドイツ人作家フィリップ・ヴィンターは旅行記執筆のためにアメリカを放浪中。
いよいよ帰国する段になって空港…
ヴェンダース初期の作品。モノクロ映像が手作り感に溢れ、温か味を感じる。
一行も書けずにNYを去ろうとしていたドイツ人のライター、フィリップ。空港で見知らぬ女性から9歳の娘アリスを託される。彼女とド…
これは『ロリータ』の裏なのでは。フランスからアメリカにやってきたハンバートが母からドロレス・ヘイズを奪い虚無に向かって突き進む逃避行を描いた『ロリータ』に対して、本作は娘を図らずも押しつけられてしま…
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