風景で物語を語る。そんなことが可能だと思わせてくれるような映画体験。魂の在り方が問われる。丸をモチーフにしたカットも多く人間の生と死を表象する。終始静かに流れている時間と風景の中で揺れる穂が、眠る男…
>>続きを読む睡魔と闘いながらの鑑賞を強いられる作品のため、『眠る男』というタイトルが段々皮肉に感じてしまう。
ストーリーは合ってないようなものであり、映像は美しいのだが、そのせいでかえって“群馬のPV”という…
ドキュメンタリーの様なリアルな描写で、山間の町の生活を丹念に紡いでいく。人の表情を風景の中に溶け込ませ、流れる物語を絶妙な距離感で傍観する。一瞬一瞬がただ過去に押しやられていく事に、僅かばかりの抵抗…
>>続きを読む【1996年キネマ旬報日本映画ベストテン 第3位】
群馬県が製作に関与しており、ロケもほぼ群馬県で行っている。いわゆるご当地映画という側面もある。
今まで観た『泥の河』『死の棘』とは異なり小栗康平…
群馬県「眠る男」製作委員会