ピータールー マンチェスターの悲劇/ピータールーの虐殺の作品情報・感想・評価・動画配信

「ピータールー マンチェスターの悲劇/ピータールーの虐殺」に投稿された感想・評価

ウォータールー(仏読/ワーテルロー)の戦いを持って20年に渡るナポレオン戦争が終結した。
辛くも生き延びた青年兵ジョゼフは軍服のまま故郷マンチェスターに辿り着いた。
傷心癒えぬまま職を探すが町に仕事は無かった。
不景気に加えて高い税金、更に議員=地主優遇の法律と政治が優先していた。
このため、選挙権のない労働者階級の不満は頂点に達していた。
北部民衆の不穏な情報を受けた政府は、ナポレオン戦争で頭角を現したピング将軍を北部司令官に任命する。

1819年8月16日 マンチェスターのピーターズ広場でカリスマ人気を誇る活動家ヘンリー・ハントを招聘しての民主集会。
主催者は為政者を刺激しないように武器、及び農具の携行を禁止した。―― あくまでも平和的な集会にしたいから。
それに民衆も従い、広場には6万人が集まった。
ハントの演説で熱気が最高潮に達した時、サーベルを持った義勇騎兵団、続いて騎兵連隊が広場に突入、虐殺が始まった。



4年前のウォータールーの戦いと皮肉な対比を成すものとして「ピータールー」と名付けられることになった歴史的事件の映像化。
集会を企画した活動家、運動家は全て有罪となり、軍隊側は全員無罪の上、皇太子ジョージ4世から謝意が伝達されたと云う。

EU離脱に揺れるイギリスですが上院議会なんか見る限り、この頃から何も変わってないんじゃないかと。
階級意識と格差はそのままな上、移民も増えて増大したマイノリティに対する脅威論は肥大化する一方。
歴史的背景からイギリスを学ぶのに格好な作品かな。
史実をもとに描かれた作品
地味ながら 大きな歴史の転換点
様々な犠牲の上に 現在が成り立って
いることを痛感させられる
matsu

matsuの感想・評価

3.5
イギリス、マンチェスターでの虐殺を描く実話。ストーリー的には若干物足りないし、感動する場面などは皆無。

しかし、当時の街並みや家屋、庶民の苦しい生活や人々の衣装、集会の様子、男女の力関係、権力者たちの体たらくなど、そして虐殺に至るまでの歴史の流れと虐殺当日の様子が忠実に再現されていることは大きく評価できる。

一つ賢くなりました。映画見るまではこんな事件、全く知らなかったので。
フェルメールの絵画の世界みたい。
衣装がとても素晴らしくて魅入ってしまった。
ストーリー自体は不毛な結末。
Takatomo

Takatomoの感想・評価

3.3
イギリス北部マンチェスターでの選挙等に起因する大規模な集会に軍が介入したイギリス国内の歴史でも2本の指に入る虐殺事件の話。

淡々と物語が進み、史実に基づいた流れの映画。
1819年8月に行われた集会までの経緯が理解できる作品。
ナポレオンをプロイセンと共に倒した年からすぐの出来事で、経済悪化、穀物法により、国民が困窮していた。
映画としては淡々と流れ、歴史の勉強にはなるかと思う。
まず集会の数が多すぎるし、毎回の集会の時間が長すぎる上に内容があるならまだしも同じようなことしか言わなく内容がない。それが故に無駄に映画の尺も全部で2時間半以上もあり途中飽き飽きして堪らない、確かに事実に元ずいて各地で周回が開かれ革命が起きたという事実を取り入れたいのもわかるが、にしても長すぎる。途中で見るのやめた。俺様が監督、脚本を務めれば1時間半くらいには収められるね。W
K

Kの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ピータールーの虐殺を色々な人々の立場から忠実に再現されていて、面白かったです!!

人間の良いところも悪いところも、とても上手に描かれていて、共感しながら見ることができました!

セットもかなりお金かかってるだろうなと思う!

ラストのシーンは本当にリアリティがあって見応えがありました!

最後は「え!!終わり??」って感じの終わり方で、あの後の家族を亡くした市民とか、逮捕された人達がどうなったのか気になる…
Hide

Hideの感想・評価

2.0
史実をじっくり映画化することには意味がある。光の入り方とか街並み含めて撮影は当時の再現に力入れてて完成度高かったけど、映画としてはもっと面白いスペクタクルがあるかと期待してた。
面白い。
おそらく観る人は誰も安心できない。
どの立場の人にも加担しない映画。




ラストの虐殺のシーンは規模もものすごいし
音楽もなく
大喧騒の中
殴られる女性、刺される老人、馬に踏まれる赤ん坊などを
手抜きのないカメラアングルでガンガン撮りまくっていく。

どんなに大変な撮影だったことか。。



**


〝1819年にイギリス・マンチェスターで起きた、イギリス史上最も残忍かつ悪名高い事件として語り継がれるピータールーの虐殺”
へ向かうまでの道のりを
さまざまな人物や集団を通してすべて描いていく。


『シカゴ7裁判』っぽい。


そりゃ2時間35分かかるわ。



**



集団ごとに演説する人が数人いて
それぞれが結構長々と演説するんですけど、

喋ってるうちに自分の演説に酔ってきちゃって
悦に入った大演説になってくる。

ほとんどキリスト化しちゃう人もいるし
ミュージカル風になっちゃう人もいる。

それを聞いて飲み込まれる人がおおいけど
訝しげに見たり
そもそも喋ってる内容に疑問を持っている人もいる。


指導者は自分にとって価値ある人物は大事にするけど、
いくら熱く支持してくれても雑魚には冷たい。


誰かを主人公にすることなく
とにかく全ての人を描く。
ひたすらに手抜きなく描いていく。



**



人物像がほんとに多彩。多面的。


なんでこの映画、評価低いんだろ。。



**


民衆の愚かさも描いてます。


人身保護法が停止される。
人身保護法は不当な逮捕や拘束から国民を守る法律。

この法律が停止されることの重大さを国民は知らない。
人身保護法自体を知らないし、その価値も知らないから。

知らないからむしろ
人身保護法の停止を支持してしまう。


**


市民に投票権をっ!
っつっても当然のように「男性のみ」だし

女性団体もそんな男性を全力で支える。


紙を抑えるだけの女性とかほんとに残酷な描写。。
それをさせてることに何の疑問も持ってないあの指導者の酷さよ。



集会に参加する女性たちに
「夫のそばに戻れ!」
「子供の世話は!?」と罵声を浴びせるのもまた女性たち。。



**


「権利とは要求するものではない。
生まれたときからすでにあるもの。
ないのなら奪われてる。」


**




そして、ついに集会の日。

女性や子供も参加する集会は、
武器もナシで、
正装して
旗と月桂樹だけを持って
ほのぼのとした空気で始まる。


ものすごい規模の撮影だな。
エキストラ何人いんのさ。


そこに刀を持った騎馬隊が大量に侵入してくる。
女性も子供も関係なく容赦なく刀で攻撃される。



200年前の出来事だが、命を落とした名もなき市民が私たちに問いかける。

「世界は良くなってる?」
かなえ

かなえの感想・評価

4.2
すごい忠実な再現を感じる
特に最後の虐殺のシーンはとくに加工みたいなものを感じずにカオスな感じがすごいでていてよかった
赤ちゃんが馬に踏まれるところや演説による切実な主張、またその喜びのところは今ではありえない
表現の自由、投票権、正当な民主制があってよかったと思う。
こういう歴史から学べることはやはりいつになってもたくさんあると思う
BGMも少なくて、より現実味も感じたいい作品でした
ただ終わり方が映画らしくない終わりでそこだけ少し残念
それ以外は本当によかった
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