笛吹川の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『笛吹川』に投稿された感想・評価

cuumma
3.6

戦国時代の貧しい百姓夫婦の物語

なかなか子が授からなかった妻(高峰秀子)と夫(田村高廣)は戦のなかでも慎ましやかな生活を送るものの、三男一女をもうけた。しかしその子どもたちは成長して次々に親方様に…

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Aoyoao
4.2

木下恵介監督にしては珍しい、
戦国時代を背景とした百姓一家の年代記。
「~でごいす」という田舎弁丸出しで、
嫁ぐところからボロボロのお婆さんまで、
鬼気迫る体当たりの熱演を見せた高峰秀子の演技が光る…

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深沢七郎原作を木下恵介が脚色監督した、実験的手法を採り入れた時代劇。モノクロフィルムに部分着色した映像(染色)。そして、主役の高峰秀子が18才から85歳までを演じている。武田家が支配する甲斐の国笛吹…

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3.6

これもまた正月映画として相応しい名作なのかも…とは言いがたい。苦笑

甲斐武田藩の領地に住まう貧しい農民一家が、「御屋形様」としたう藩主のいつ果てるとも知れないいくさに次々巻き込まれ戦死し、商家に嫁…

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3.4

現代であっても、戦国の世であっても、戦争(いくさ)が一般庶民に与える影響が大きいことがわかる作品
















世継ぎが欲しくて子ども(ボコ)を育てる

子どもは百姓の地味な生活に…

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tanzi
3.6

あの橋は映画のために作ったものだろうか、それとも現存してたんやろか。
馬が駆けてくる蹄の音が効果絶大。
あの音には嫌な予感しかしない。

そして
三方ヶ原の合戦シーンの凄まじさ。今となってはもう見る…

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ハ
3.5

ファーストショットから画面全体にピンク色のフィルターが掛けられていて、これはサイケな映画だなというのが第一印象。

と思いきや、次のシーンより後ろは画面全体ではなく、空とか川とか、モノクロ画面の一部…

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武田城下の貧しい農民一族が戦に憧れたり右往左往したりするお話

「味噌を担いで戦に行くか、槍を担いで戦に行くか、それだけの違いだわ」
パートカラーの実験的試みのみで、ちんけな深沢七郎に幻惑されたのか?安保反対のイデオロギーで無茶苦茶な木下恵介監督の大失敗作。これ以降の木下作品に感銘を受けた作品無し。
にけ
3.2
この監督は生粋の反戦作家。パートカラーは、才気が強すぎるし、映画自体にはマイナスでは。

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