戦国時代の貧しい百姓夫婦の物語
なかなか子が授からなかった妻(高峰秀子)と夫(田村高廣)は戦のなかでも慎ましやかな生活を送るものの、三男一女をもうけた。しかしその子どもたちは成長して次々に親方様に…
木下恵介監督にしては珍しい、
戦国時代を背景とした百姓一家の年代記。
「~でごいす」という田舎弁丸出しで、
嫁ぐところからボロボロのお婆さんまで、
鬼気迫る体当たりの熱演を見せた高峰秀子の演技が光る…
深沢七郎原作を木下恵介が脚色監督した、実験的手法を採り入れた時代劇。モノクロフィルムに部分着色した映像(染色)。そして、主役の高峰秀子が18才から85歳までを演じている。武田家が支配する甲斐の国笛吹…
>>続きを読むこれもまた正月映画として相応しい名作なのかも…とは言いがたい。苦笑
甲斐武田藩の領地に住まう貧しい農民一家が、「御屋形様」としたう藩主のいつ果てるとも知れないいくさに次々巻き込まれ戦死し、商家に嫁…
あの橋は映画のために作ったものだろうか、それとも現存してたんやろか。
馬が駆けてくる蹄の音が効果絶大。
あの音には嫌な予感しかしない。
そして
三方ヶ原の合戦シーンの凄まじさ。今となってはもう見る…
ファーストショットから画面全体にピンク色のフィルターが掛けられていて、これはサイケな映画だなというのが第一印象。
と思いきや、次のシーンより後ろは画面全体ではなく、空とか川とか、モノクロ画面の一部…