超絶的に面白い。まず全編を通してとにかく展開が早い。異様に無駄が無いカット割りとセリフのやり取りの連鎖。しかも加藤泰らしいローアングルの構図はキマリまくっている。殺陣のシーンは大抵見せ場としてもった…
>>続きを読むクシを半分ポキリして愛しい人に渡すってのに唸った。前半の渥美清がとても楽しくて一人で討ち入りに行くバカさとかに呆れつつも死んじゃったときは泣いた。後半は湿っぽい場面が多いけど雲の形とか印象的な綺麗な…
>>続きを読む仁義の道をひた走る渡世人(中村錦之助)が、相棒(渥美清)の死を発端にして、不毛な復讐行為へと足を踏み入れてしまう。アンニュイな渡世人による「ヤクザ稼業からの脱出不能状態」を描いている、任侠時代劇。
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通じて初観賞!
「東映の客はアホばっかりやから…」の言質を裏切る、いやっ話自体は難しくなく寧ろ素直で解り易いが見事な展開!
人情任侠メロドラマ(?)時代劇の大秀作!
錦さんのヤクザな華麗では無い雑い…
加藤泰鑑賞2本目で、「なんかカメラポジションが低いよーな気が…」とぼんやり思ったんだけど、wiki曰くローアングルが彼の持ち味らしい。俺もなかなか悪くないじゃないか!あと、直近で成瀬の乱れ雲みてたか…
>>続きを読む天才の無駄遣い。
任侠道の光と影みたいな恐ろしくクサい脚本を体が受け付けない。大仰な台詞回しとドラマティックな劇伴にも反吐が出る。しかし、恐らく本作最大の愁嘆場をあっさり終わらせるあたり、加藤泰のバ…
冒頭、クレジットが表示される中で、渥美清が青空の下で上機嫌に仁義を切る。彼がふと目線をやると、バチっと決まったロングショットの中で笠が投げ上げられ、既に戦闘が開始している。このスピード感に痺れる。
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錦之助の人を斬った後の表情は、ブルース・リーが人を蹴り殺した後の表情と同じ。怒りと悲しみと恍惚が綯交ぜになったあの顔。
一幕目だけ別の話というか、任侠の世界とは如何なるものかっていうプロローグみた…
わずか90分の作品なのに感情の情報量が多くて、大作を見た後のような疲労感に襲われる。
渥美清のパートで、錦之助演じる時次郎の凄腕と知性、情深さが見事に表現されていて、その後の、池内淳子とのプラトニッ…
このレビューはネタバレを含みます
チャンバラの殺陣が、迫力ありまくり。そしてこれでもかって言うほどのローアングル。下顎からうつしてるから驚いた。
飲み屋で女相手に、友達の話をする時次郎。長回しの緊張感が半端ない。
渥美清もおもしろい…