私的加藤泰ベスト。とにかくローアングルの構図がバチバチにキマっていて最高。それでいて無駄なく異様に素早いセリフとカットが展開されていくのだが、ストーリーもめちゃくちゃに面白いのだから完璧である。加藤…
>>続きを読む構図、構図、構図!
桜吹雪を二幕あけの緞帳代わりにしたあと、じわじわ酒を飲みながら「ある男の話」としてこれまでを語る演劇調の長回し。やばすぎるだろ。最高。
これは雇用流動性と個人事業主の悲哀の物語…
このレビューはネタバレを含みます
1966年の加藤泰監督作品。
任侠・時代劇の様式美がとても美しくてため息が出るね。堅気ではないやくざ者の宿命の悲哀に涙。ラストの殺陣のうまさも最高だけど、大事なシーンを長回しでじっくり見せる演出と中…
渡世人の時次郎は朝吉と旅を続けていた。
ある日女主人の遊郭が乗っ取られ、助けを求められるも時次郎は断る。
だがこの店の女に厄介になった朝吉は単身乗り込み斬り捨てられてしまう。
激昂した時次郎は敵を討…
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ヤクザの女主人が経営している遊郭を乗っ取られて、取り返そうとする。渡世人の時次郎と弟分の朝吉に恩を売り、一宿一飯の仁義を果たさせようとするが、時次郎は去ろうとする。朝吉は一人宿に戻り、仁義…