「パリ、ただよう花」から見始めたロウ・イエ。手持ちカメラの不安定なゆらぎに心象風景を重ねる。ぐらついた視界にはだんだん慣れてゆく。自分のそれを重ねたりしながら。モノローグが多用されているせいか、どこ…
>>続きを読む天安門事件・東西ドイツの統一・冷戦終結・ソ連解体…80〜90年代にかけて“激動”の時代を駆け抜け、そのうねる潮流の中に浮かび上がる“激情”。どんなに身体を重ねても埋まらぬ孤独感に苛まれ、観てるこっち…
>>続きを読む恐ろしかった。
孤独を観る映画。
孤独が故に愛を求めるが、愛が孤独を深くする。
ひたすら孤独だ。
遠くのものを想いながら、此処に在るものに寄り添う。それは、此処に在るものへの裏切りか。
愛は…
予想してたほど政治色は強くなくて、静けさと激しさ両方を持ち合わせる生々しい性愛の映画だった。「天安門」というワードは必要だったのかな。原題のままにしても良かったような。重要なシーンであるかのように見…
>>続きを読むあの時なんであんな事言ってしまったんだろう…が激動の時代だとしても普遍的にあり続ける。時代は人を夢中にさせるくせにあまりにも呆気なくなげやりにもさせる。こんなに悲しい再会があることを私は知ってしまっ…
>>続きを読む80年代の終わりの中国、民主化運動やら経済成長やら背景はよく知りませんがなにやら激しい時代の渦みたいなものがあったんでしょう、めちゃめちゃセックスする。
時は過ぎ90年代半ばから00年代にかけて、シ…
空気感が肌に合う。監督のロウ•イエさんはこの映画を撮ったあと中国国内で5年間映画を撮ることができなくなったと言われているけれど中国国内でこんな映画を取れるようになったんだということに驚いた。天安門事…
>>続きを読む